カクテルとは?定義・語源からカクテル用語などをまとめて紹介!

カクテルとはなにか?

定義や語源アルコール度数の計算方法について、カクテルづくりの技法を10種類、カクテルにまつわる用語について解説します。

カクテルとは

カクテルのイメージ画像。

定義

カクテルは、お酒とお酒を混ぜ合わせたり、お酒とジュースなどを氷や器具を使って混ぜてつくります。

氷と一緒にステアやシェイクしてつくったり、ときには温めたりしてつくられるなど、カクテルのつくり方は様々で、カクテル=「酒+somerhing(何か)」と定義できます。

酒と何かがあわさっていれば特に制限はなく、自由につくれるのがカクテルの魅力でもあります。

語源

カクテルの語源については複数の説があり、メキシコ説やイギリス説、アメリカ説、フランス説などいろいろ伝えられており、どれが正しいのかは賛否両論です。

カクテルと呼ばれるようになった有名な説を紹介します。

メキシコ説①:木の枝=雄鶏の尻尾

国際バーテンダー協会がカクテルの語源として紹介している説です。

メキシコのユカタン半島にあるカンペチェという港町に、イギリスの船が入港してきました。

船員たちはその町にある酒場に入ると、カウンター内で少年がきれいに皮をむいた木の枝で、美味しそうなミックスドリンクをつくって、その土地の人に飲ませていました。

当時、イギリス人はお酒はストレートでそのまま飲んでいたのでとても珍しく、船員が少年に「それは何?」と聞くと少年は使っていた木の枝のことを聞かれたと思い「これは、コーラ・デ・ガジョ(Cola de gallo)だよ」と答えました。

コーラ・デ・ガジョとはスペイン語で雄鶏の尻尾という意味で、英語に直すとテール・オブ・コック(Tale of cock)」になり、それがやがてカクテル(Cocktail)と呼ばれるようになりました。

メキシコ説②:美女の名前

サヴォイカクテルブックで起源として紹介されている説です。

19世紀初め、アメリカ南部陸軍とメキシコ軍の争いが頻発していました。

その後休戦協定が結ばれることになりますが、その協定の交渉の場で、美女がお酒を調合した液体の入ったグラスを運んできます。

そのグラスは1つしかなく、アメリカ軍の将軍とメキシコ王のどちらが先に飲むのか、不穏な空気が流れました。

それを察した美女は自分でそのグラスの酒を飲み干し、緊張が解けて交渉が無事に終わりました。

将軍は最後に、機転がきく美女のことをメキシコ王にたずね、「自分の娘のコクテル(Coctel)だ」と答えた説

アメリカ説:酒瓶に挿してあった雄鶏の尻尾

1775~1783年のアメリカ独立戦争の時期、ニューヨーク市の北にエムスフォードというイギリスの植民地があり、そこにあるバー「四角軒」の美人経営者「ベティフラナガン」が、独立軍の兵士たちに酒をふるまっていました。

ある日彼女は反独立派の大地主の家に忍び込み、見事な尻尾をもつ雄鶏を盗み、ローストチキンにして兵士にふるまいました。

兵士たちはそれを食べて酒を飲み、さあもう一杯飲もうとバックバーを見ると、ミックスされた酒の瓶に雄鶏の尻尾がさしてありました。

兵士たちはローストチキンが雄鶏だとわかり、「Cocktail万歳!」と叫び、そのミックスされた酒を注文する時は「Cocktail(カクテル)」と呼ぶようになったのが始まり。

イギリス説:雑種の馬

イギリスの北イングランド、ヨークシャー地方では、純血の馬と雑種の馬を区別するため、雑種の馬の尻尾を切っていました。

この尻尾を切った馬をドック・テールと呼び、それがコック・テールになりました。

ミックスしたお酒を雑種の馬(ミックス)になぞらえたという説で、ヨーロッパではこの説を支持する人が多いらしいです。

フランス説:卵酒のような飲み物

1795年、カリブ海のイスパニョーラ島のサント・ドミンゴで反乱が起こり、アメリカに逃げた「アントワーヌ・アメデ・ペイショー」がニューオーリンズで薬局を開店しました。

彼の目玉商品は2つあり、ペイショーズビターズ(苦味のある酒)とラムベースの卵酒でした。

当時のニューオーリンズはフランス人が多く、この卵酒のことをフランス語でコクチェ(Coquetier)と呼ばれていました。

もともとは病人用のお酒でしたが、病人以外にも人気となりいつしかこのコクチェのような混ぜた飲み物のことを「コクチェのような飲み物、コクテール(Cocktail)」と呼ぶように

カクテルのアルコール度数

カクテルのアルコール度数が何度なのか、計算するための公式があります。

この公式がわかっていれば、カクテルを飲むときに大体何度くらいなのかを把握できるので、飲みすぎ防止につながります。

アルコール度数=(材料の量A×Aのアルコール度数)+(材料の量B×Bのアルコール度数).... ÷ 使用材料の総量

となっています。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

アルコール度数計算式!カクテルのアルコール度数は計算できるって知っていた?

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カクテルの技法

カクテルの基本的な技法と、ミクソロジーと呼ばれるアレンジをする技法を紹介します。

基本のカクテル技法

カクテルをつくる男性の画像。

カクテルをつくる時に用いられる技法は、大きく分けて5つあります。

  1. ビルド
  2. ステア
  3. シェイク
  4. ブレンド
  5. フロート

ビルド

直接グラスに材料を注いでつくる技法で、炭酸系のカクテルをつくるときに使用します。

例)ジントニック・ハイボール・キューバリバーなど

ビルドを解説するイメージ画像。
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ビルドを実践するイメージ画像。
【実践編】カクテルのつくり方|ビルドの手順・ポイント総まとめ

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ステア

材料と氷をミキシンググラスに注ぎ、バースプーンで混ぜ合わせる技法です。

(※テキーラサンライズなど、氷を入れたグラスに直接材料を注ぎ、混ぜ合わせる技法もステアと呼ばれます)

例)マティーニ・マンハッタンなど

ステアのことを解説するイメージ画像。
【知識編】カクテルのつくり方|ステアとは?シェイクとの違い・ポイントを徹底解説

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シェイク

材料と氷をシェイカーに注ぎ、シェイク(振る)して混ぜ合わせる技法です。

バーテンダーというとシェイクをしている姿を思い浮かべる方も多いと思います。

例)ギムレット・ダイキリ・マルガリータなど

技法、シェイクのイメージ画像。
【知識編】カクテルのつくり方|シェイクとは?シェイクの意味・ポイントを徹底解説

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ブレンド

材料と氷をミキサーに入れてスイッチを入れてブレンドする技法で、フローズンカクテルやフルーツカクテルをつくるときによく使用します。

例)フローズンマルガリータ・桃やキウイなど季節のフルーツカクテルなど

ブレンドとは?
カクテルの作り方【ブレンドとは?】ブレンドの手順・ポイントを徹底解説

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フロート

液体の比重(重さ)を利用して、グラス内で混ぜ合わせず液面に液体を浮かべてカクテルをつくる技法でプースカフェスタイルとも呼ばれます。

例)ウィスキーフロート・B&B・ホワイトルシアンなど

カクテルb-52の画像。
【レシピ】B-52|飲みすぎ注意!甘くて飲みやすいシューターカクテル

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ミクロソロジーの技法

ミクソロジーカクテルのイメージ画像。

上記の技法でカクテルをつくる以外に、お酒に素材を漬け込んだり、脂や牛乳を使って科学的にカクテルをつくる方法もあります。

通常のカクテルとは異なり、新しい技術やテクニックでお酒と素材をミックスしてつくる方法をミクソロジーと呼びます。

ミクソロジーカクテルをつくるときに使用される技法を簡単に紹介します。

詳しく知りたい方はこちらの記事でまとめています→まるで科学実験!【ミクソロジーカクテル】とは?徹底解説

  1. インフューズ
  2. ウォッシング
  3. エイジング
  4. エスプーマ
  5. スモーク

インフューズ

お酒に香味を移す技術で、漬け込み酒のことです。

コーヒー豆やローズマリーなどのハーブ、イチゴなど果物を漬け込んで香味を移したお酒でカクテルをつくったりします。

ウォッシング

お酒に牛乳などの乳製品や油分の多い食材を混ぜた後にろ過しする技法です。

そうすることで液体はにごらず、透き通った見た目で香味だけをお酒に残します。

エイジング

ボトルや樽にお酒を注いで、その中で熟成させてカクテルをつくる技法です。

アルコールの角がなくなり味がまろやかになったり樽の香りがつくなどの効果があります。

エスプーマ

亜酸化窒素ガスを使ったエスプーママシーンを使用し、ムースのような泡状にカクテルを仕上げます。

レストランでよく使用されていますが、カクテルにも応用されています。

スモーク

スモークガンを使ってカクテルに燻製のような香りをつける方法です。

カクテル用語

カクテル作りで使うテクニックやお酒を量るときに使う単位などを紹介します。

テクニック

レモンピールをする画像。

ステアやシェイクのような技法ではなく、塩をグラスにつけたりレモンの香りをつけるような細かいテクニックにも名前がついています。

スノースタイル

グラスのふちにグラニュー糖などの砂糖をつけてカクテルをつくるときのテクニックで、雪がグラスについているように見えることからスノースタイルといいます。

カットしたレモンなどでグラスのふちを濡らすことで、砂糖がグラスにつくという仕組みです。グラスのふちに塩をつける場合は、「塩でスノースタイルにする」などと表現します。

コーラルスタイル

シロップやリキュールをグラスにつけて、砂糖や塩などをグラスにつけるテクニックです。

器にシロップやリキュールを注いでグラスを垂直に入れた後、砂糖や塩を5㎝ほど入れた器にグラスを差し込みます。引き上げるとシロップがついていた箇所に砂糖や塩がつきます。

ピール

「フルーツの皮の小片」という意味で、レモンなど柑橘系のフルーツの皮を薄く切り、皮に含まれる香り成分を飛ばしてグラスに香りをつけるテクニックです。

親指と中指でピールをはさみ、人差し指でピールを支えるようにして持ち、軽く親指と中指でつぶすように力を加えると皮に含まれる油と香り成分がとんでいきます。

ツイスト

レモンなど柑橘系のフルーツの皮の香り成分を飛ばしてグラスに香りづけする行為はピールと似ていますが、ピールとは違いツイストは皮をひねって香りづけします。

お酒を量る単位

バーテンダーがお酒を注ぐ画像。

1drop(ドロップ)

ほんの少しを加えるときに使用する単位で、およそ1滴分です。

1dash(ダッシュ)

ビターズボトルを1振りして出てくる量のことで、およそ5,6滴分ほどです。

1tsp(ティースプーン)

バースプーン1杯分のことで、およそ5ml程度です。

1ml(ミリリットル)

1リットルの1000分の1の単位で、日本で分量を量る時によく使用されています。

1oz(オンズ)

日本ではあまり使用しませんが海外ではmlではなくozで分量を量ることが多いです。

ozとは質量の単位で国によって分量は多少異なり、イギリスでは28.41ml、アメリカでは29.57mlのことを指します。1oz=およそ30mlです。

Jigger(ジガー)

1.5ozのことで、およそ45mlです。

Finger(フィンガー)

薄手の8オンスタンブラーの下部に指を横に当て、指1本分がおよそ30mlでワンフィンガー、指2本分だとツーフィンガーといいます。

Single(シングル)・Double(ダブル)

ウィスキーを注文する時、シングルやダブルといってオーダーされることがあります。基本的にはシングル=30ml、ダブル=60mlの意味です。

お店によってはシングル=45mlのときもあります。

氷のイメージ画像。

クラッシュドアイス

細かく砕かれた氷で、丸氷をつくるときにでる氷片や、氷を袋に入れてハンマーで砕いたり、専用のクラッシュドアイスメーカーでつくることができます。主にブレンドでカクテルをつくるときに使用されます。

クラックドアイス

直径3~4cmほどの砕かれた氷で、かちわり氷と呼ばれることもあります。主にビルドやステア、シェイクなどでカクテルをつくるときに使用されます。

キューブアイス

直径3~4cmほどの立方体の氷で、製氷機でつくられるような四角い形の氷のことです。ステアやシェイクをしてカクテルをつくるときに使用されます。

カクテルツール

バーのイメージ画像。

カクテルづくりに使用する道具の名称を紹介します。

メジャーカップ

お酒を注いだりカクテルづくりのとき、お酒の分量を量る道具です。

シェイカー

混ざりにくい材料を混ぜて冷やすときに使う道具で、カクテルをづくりでシェイクするときに使います。

種類は大きく2つあり、スリーピースシェイカーとツーピースシェイカー(ボストンシェイカー)があります。

ミキシンググラス

材料を混ぜて冷やす道具で、カクテルをづくりでステアをするときに使います。

バースプーン

材料を混ぜるときに使用する道具で、柄が長くらせん状によじれています。

ステアをするときにはこのよじれが重要となります。

ストレーナー

シェイカーやミキシンググラスでお酒を注ぐとき、氷や果物の果肉などが入らないようにする道具です。

ミキサー(ブレンダー)

フローズンカクテルやフルーツカクテルなど、材料をブレンドするときに使用する道具です。

アイスクラッシャー

クラッシュドアイスをつくる道具です。

アイストング

氷をもつための道具ギザギザの形が氷をしっかりとキャッチしてくれます。

アイスピック

氷を削るための道具で、1本やりのものや3本やりのものもあります。

アイスペール

氷を入れておく道具です。

スクイザー

レモンやライムなど柑橘系の果汁をしぼるときに使用する道具です。

ペストル

フルーツやミントをつぶしたり叩くときに使用する道具です。

シズラー

炭酸やトニック、コーラなど瓶のふたを開けるための栓抜きで、フタ替わりにもなるので一時的に炭酸が抜けにくくなります。

ビターズボトル

ビターズという苦味のあるお酒を入れておくための容器で、ボトルを逆さに振って使用します。

1dashで少量ずつしかでないようになっています。

ポアラー

ボトルのふたの代わりにポアラーを指してお酒を注ぎます。

注ぐ液体の量が決まっており、お酒を注ぐ量を調整しやすくしてくれます。

カクテル【分類】

日中にお酒を飲むイメージ画像。

オールデイカクテル

日中でも夜でも、いつ飲んでもいいようなカクテルのことです。

アペリティフカクテル

食前酒という意味で、食事の前にお酒を飲む習慣がある地域では、食欲を増進させるためにカクテルを飲みます。

食事の前に飲むカクテルのことをアペリティフまたはプレディナーカクテル、ビフォーディナーカクテルなどとも呼ばれます。

ディジェスティフカクテル

消化を助ける食後酒という意味で、アフターディナーカクテルとも呼びます。

食後のお口直しや消化を促すために飲まれ、甘口のカクテルやクリーム系のカクテルを食後酒として飲むことが多いです。

ナイトキャップカクテル

夜寝る前に飲むカクテルで、寝酒のことです。

ウィスキーやブランデーベースの芳醇な甘口カクテルが飲まれることが多いです。

カクテル【カテゴリー】

カクテルの定義は広くお酒と何かを混ぜ合わせたものですが、そのカクテルをカテゴリーやスタイルで分けて表現されることがあります。

まずは大きく2つのカテゴリーで分けられます。

ショートカクテル

ショートカクテルのイメージ画像。

短い時間で飲むカクテルという意味で、逆三角形の器に脚がついているグラスで提供されることが多いです。

分量は少ないですが、アルコール度数が強いカクテルが多い傾向にあります。

例)マティーニ・ダイキリ・マルガリータなど

ロングカクテル

ロングカクテルのイメージ画像。

長い時間をかけて飲むカクテルという意味で、大きめのタンブラーグラスなどで提供されることが多いです。

ジュースや炭酸で割ってつくられることが多く、ショートカクテルよりもアルコール度数は低い傾向にあります。

例)ジントニック・テキーラサンライズ・ハイボールなど

カクテル【スタイル】

色々なスタイルのカクテルの画像。

カクテルの数は非常に多く星の数ほどあるとも言われていますが、似たような材料やつくり方などスタイルによってわけられることがあります。

詳しくはこちらの記事でも紹介しています

カクテルスタイル10種を解説!フィズ/コリンズ/クーラー/バックなどの違いや由来

知る人ぞ知るカクテルスタイル7種!パンチ・コブラー・デイジーなどの由来・材料・違いを解説

クーラー

お酒に柑橘系の果汁を加え、ジンジャエールか炭酸水で割ってつくります。

  • 材料:酒+柑橘系の果汁+(砂糖)+ジンジャエールor炭酸水
  • 技法:ビルド・シェイク

フィズ

お酒・柑橘系の果汁・砂糖をシェイクして炭酸水で割ってつくります。

  • 材料:酒(スピリッツorリキュールなど)+柑橘系の果汁+砂糖+炭酸水
  • 技法:シェイク・ビルド

コリンズ

お酒・柑橘系の果汁・砂糖をシェイクして氷を入れたコリンズグラスに注ぎ、炭酸水で割ってつくります。

  • 材料:スピリッツ+柑橘系の果汁+砂糖+炭酸水
  • 技法:シェイク・ビルド

リッキー

お酒にライムもしくはレモン果汁を加え、炭酸水で割ってつくります。

  • 材料:スピリッツ+ライムorレモン+炭酸水
  • 技法:ビルド

サワー

お酒と柑橘系の果汁、砂糖でつくるスタイルで、卵白を使用することもあります。

  • 材料:酒(スピリッツorリキュール)+柑橘系の果汁+砂糖+(卵白)
  • 技法:シェイク

ハイボール

ハイボールというとウィスキーと炭酸水でつくるカクテルという認識が強いですが、厳密にはお酒を炭酸飲料で割ってつくるスタイルのことです。

  • 材料:スピリッツ+炭酸飲料
  • 技法:ビルド

バック

お酒に柑橘系の果汁を加え、ジンジャエールで割ってつくります。

  • 材料:スピリッツ+柑橘系果汁(レモンorライム)+ジンジャエール
  • 技法:ビルド

コラーダ

お酒にフルーツジュース、ココナッツミルクを加えてつくります。

  • 材料:酒(スピリッツorリキュール)+フルーツジュース+ココナッツミルク
  • 技法:シェイクorステア

ジュレップ

お酒にミントと砂糖、水や炭酸で割ってつくります。バーボンベースでつくるのが主流です。

  • 材料:スピリッツ+ミント+砂糖+水or炭酸水
  • 技法:ビルド

スリング

タンブラーにお酒と砂糖を入れ、水もしくはお湯で割ってつくります。

  • 材料:スピリッツ+砂糖+水orお湯
  • 技法:ビルド・シェイク

パンチ

お酒にフルーツやジュースを加えてつくるホームパーティードリンクです。

  • 材料:スピリッツorワイン+柑橘系の果汁+水+砂糖+フルーツジュース(+フルーツ)

デイジー

お酒に柑橘系の果汁とシロップ、キュラソーを加え、炭酸水で割ってつくります。クラッシュドアイスを詰めた大型グラスで提供されます。

  • 材料:スピリッツ+柑橘系の果汁+シロップ+キュラソー+(炭酸水)
  • 技法:シェイク・ビルド

フィックス

デイジーとほぼ同じですが、デイジーはラズベリーやグレナデンシロップを使うのに対し、フィックスはパイナップルシロップを使ってつくります。

  • 材料:スピリッツ+柑橘系の果汁+パイナップルシロップ+キュラソー+(炭酸水)
  • 技法:シェイク・ビルド

コブラー

クラッシュドアイスをつめた大型のグラスに、お酒と甘味、フルーツを加えてつくるサマードリンクです。

  • 材料:スピリッツorリキュールorワイン+砂糖+フルーツ
  • 技法:ビルド

トディ(トデー)

お酒に砂糖、レモン、スパイスなどを入れ、お湯で割ってつくります。

  • 材料:スピリッツ+お湯+砂糖+レモン+スパイス
  • 技法:ビルド

フリップ

お酒に卵と砂糖を加え、ナツメグを振りかけてつくります。

  • 材料:スピリッツorフォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)+卵(卵黄)+砂糖+ナツメグパウダー
  • 技法:シェイク

エッグノッグ

お酒に卵と牛乳、砂糖を加えてつくります。ホットとコールドの場合があり、フリップとは違って牛乳を使います。

  • 材料:スピリッツ+卵黄+牛乳+砂糖
  • 技法:シェイク・ビルド

パフ

あまり知られていないカクテルスタイルで、お酒に牛乳と砂糖、炭酸水を加えてつくります。

  • 材料:スピリッツ+牛乳+砂糖+炭酸水
  • 技法:ビルド

シューター

1980年代にアメリカで登場したスタイルで、ショットグラスでぐいっと一気に飲みます。

  • 材料:スピリッツorリキュール
  • 技法:なし

プースカフェ

何種類かのスピリッツやリキュールを、お酒の比重の違いを利用して混ざらないようにつくります。

  • 材料:スピリッツorリキュール
  • 技法:フロート

フラッペ

フランス語で冷たくしたものという意味で、カクテルグラスやソーサー型シャンパングラスにクラッシュドアイスをいれてお酒を注いでつくります。

お酒をただ注ぐだけの場合もあれば、シェイクを使う場合もあります。

  • 材料:スピリッツorリキュール
  • 技法:なし・シェイク

ミスト

オールドファッションドグラスにクラッシュドアイスをつめ、お酒を注いでステアしてつくります。

グラスの外側がミスト(霧)のようになるのでミストスタイルといいます。

  • 材料:スピリッツorリキュール
  • 技法:ステア

ホーセズネック

レモンの皮をらせん状にむいたものをグラスにかけ、お酒をジンジャエールで割ってつくります。

  • 材料:スピリッツ+ジンジャエール+らせん状のレモンの皮
  • 技法:ビルド

まとめ

カクテルのイメージ画像。

以上、カクテルとはなにか、定義や語源から始まり、アルコール度数の計算方法、カクテルの技法や用語について紹介しました。

カクテルはお酒とその他の材料を混ぜてつくれば、どんなつくり方でもカクテルと呼び、特に制限はありません。

色々な材料、つくり方でカクテルを楽しみましょう。

参考文献

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