ホワイトレディはジンを使ったスタンダードカクテルのひとつで、とても有名です。
バーテンダーが見習いの時、最初にシェイクのカクテルを練習するときにつくるカクテルのひとつでもあります。
「ジン、コアントローの甘み、レモンの酸味」この3つのバランスを鍛えるにはうってつけで、シンプルなレシピですが奥が深い一杯です。
どんなカクテルなのか、由来やカクテル言葉、カクテルレシピ、実際につくって飲んだ感想などを詳しく解説します。
目次
ホワイトレディとは

カクテル名 | ホワイトレディ |
カクテルタイプ | ショートカクテル |
技法 | シェイク |
テイスト | 中甘辛口 |
色 | 白 |
アルコール度数 | 約36度 |
材料 | ジン/ホワイトキュラソー/レモンジュース |
ホワイトレディの由来は?
由来は諸説ありますが、有力な説をひとつ紹介します。
有力説
- ウエディングドレスに最初に白色を用いた人物「ヴィクトリア女王」にちなんで名づけられた。
1919年、ロンドンの「シローズクラブ」のバーテンダー「ハリー・マッケンホルン氏」が考案したと言われています。
もともとジンではなくペパーミントリキュールがベースでしたが、ハリー氏がパリに移動して1925年に、ドライジンをベースに変えたところ広く愛飲されるように。
ホワイトレディは、ウエディングドレスに最初に白色を用いた人物「ヴィクトリア女王」にちなんだといわれています。
カクテル言葉:純心
ホワイトレディのカクテル言葉は「純心」。
白いドレスをまとった女性のイメージがあります。
純心とは、けがれがなく清い心のことを指すそうですが、本当は「純真」が正解だそうです。
「純心」としているところが意味深ですね。
ホワイトレディのレシピ
ホワイトレディをつくるときの材料の分量と、実際につくる手順を紹介します。
ホワイトレディの材料

材料
- ジン:45ml
- ホワイトキュラソー:20ml
- レモンジュース:15ml
スタンダードレシピは、ジン1/2:ホワイトキュラソー1/4:レモンジュース1/4という分量です。
スタンダードレシピ
- ジン:30ml
- ホワイトキュラソー:15ml
- レモンジュース:15ml

個人的にジンをしっかりと感じたいので、ジンは45mlと多めに使用しました!
※つくる時は、ジンとホワイトキュラソーどちらも冷凍しておくと、希釈が少なくなって水っぽくなりにくいです。
ホワイトレディのつくり方:Youtube動画
ホワイトレディの作成動画です。
ホワイトレディのつくり方:写真付き解説
写真付きで、つくり方の手順を解説します。
シェイクするだけの、とてもシンプルなカクテルです。
手順
- 全ての材料をシェイカーに注ぐ。
- シェイクしてカクテルグラスに注ぐ。
- 完成。
step
1材料を注ぐ
シェイカーにジンを45rml注ぎます。

ホワイトキュラソーを20ml注ぎます。

レモンジュースを15ml注ぎます。

step
2シェイクする
シェイクして、カクテルグラスに注ぎます。

step
3完成
純白のドレスをイメージさせる色合いのホワイトレディが完成しました。

ホワイトレディを飲んだ感想

ジンの風味とホワイトキュラソーの甘味、レモンの酸味が一体となり、スッキリとした飲み口のおいしいカクテルに仕上がりました。
アルコール度数は強めですが、甘味と酸味が加わることでとても飲みやすくなります。
バーテンダーなりたての際に最初に教わるシェイクカクテルとしても有名な、ジンのスタンダードカクテルです。
スタンダードレシピの分量は2:1:1ですが、生のレモンを使うときはものによって酸味が変わってくるので、ジンを多めにしたりレモンを少なめにするなどして調整するといいと思います。
アルコール度数:約36度
アルコール度数
- ボンベイサファイア 45ml:47度
- ホワイトキュラソー 20ml:40度
- レモンジュース 15ml:0度
上記レシピの場合、下記計算式で、アルコール度数はおよそ36度となります。
(45ml×47度+20ml×40度+15ml×0度)÷65ml=36.43

分量によってアルコール度数は多少前後します。今回は度数強めです。
アルコール度数の計算方法を知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
-
アルコール度数計算式!カクテルのアルコール度数は計算できるって知っていた?
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こんな人におすすめ
ホワイトレディはバーでもよく注文されるスタンダードカクテルのひとつで、バーテンダーになりたてのときにシェイクの練習として、最初に教わることも多いです。
ちょっとおしゃれにジンのカクテルを飲みたいときや、スッキリとした飲み口で辛口すぎないカクテルを飲みたいときにもおすすめです。
今回使用した銘柄
今回使用した銘柄を紹介します。
ジン:ボンベイサファイア
ジンは「ボンベイサファイア」を使用しました。
アルコール度数は47度と高めですが、ボタニカル感がしっかりと感じられる、華やかなジンです。
実際に飲んだ感想はこちらで紹介しています。
-
【ボンベイサファイア ジン レビュー】ボタニカルの風味がきわだつプレミアムジン!
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カクテルに最適なジンを探している方はこちらで詳しく解説しています。
-
カクテル初心者におすすめのジン4選!ジンとは?選ぶポイントは?わかりやすく徹底解説
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ホワイトキュラソー:コアントロー
ホワイトキュラソーは「コアントロー」を使用。
オレンジの果皮からつくられた、アルコール度数40度ある甘いリキュールです。
ホワイトキュラソーで一番有名な銘柄で、ホワイトキュラソーといえば、ほとんどのバーテンダーがこの銘柄を使っています。

