マティーニは世界中で人気のカクテルで、いろんなバーテンダーの方が練習するカクテルでもあります。
銘柄、分量、ステアの技術など、少しの違いで味わいが激変するので、マティーニのレシピは星の数ほどともいわれてます。
目次
マティーニの由来
マティーニの起源は諸説あります。
有力説
- 1910年代に、ニューヨークのニッカボッカーというホテルのバーテンダー「マルティーニ」が考案した。
- カクテルに使用するベルモットが、イタリアのマルティニ社製だったから。
本当のところは定かではありません。
マティーニのレシピ
材料
- ジン50ml
- ドライベルモット10ml
- オレンジビターズ3dash
- スタッフドオリーブ1個
- レモンの皮1片
マティーニのレシピ自体色々ありますが、今回はこのレシピでつくります。
ジンの銘柄が変われば、ベルモットの銘柄も変わり、分量も変わることがあります。
今回使用するジンはボンベイサファイアです。
マティーニののつくり方
1.グラスと材料を用意。
グラスは冷蔵庫か冷凍庫で冷やしておきます。
ジンは冷凍庫で、ベルモットは冷蔵庫で冷やしておきます。(常温だと、ステアをする際に氷が溶けやすくなり、水っぽくなりやすいため。)
2.下準備。
あらかじめ、レモンピール用にレモンの皮を薄く切っておきます。(カクテルを注いだ後、レモンの香りづけをします。)
スタッフドオリーブを一個とり、水で軽く洗い、カクテルピンに刺しておきます。
3.氷を洗う。(この工程はやらない方もいるのでお好みで)
氷の上から、冷水を注ぎます。
ステアして、グラスを冷やします。
ミキシンググラスにストレイナーを被せ、最後の1滴まで水を切ります。
4.材料を注ぐ。
オレンジビターズを3dash注ぎます。
冷蔵ドライベルモットを10ml注ぎます。
冷凍ジンを50ml注ぎます。
5.ステア。
ここが一番難しいポイントです。
人それぞれステアのやり方は違いますが、なるべくお酒にストレスがかからないように混ぜます。
6.注ぐ。
ミキシンググラスにストレーナーをはめ、カクテルグラスに注ぎます。
6.レモンピール。
仕上げの香りづけです。
あらかじめ切っておいたレモンの皮を、このように親指と中指で挟み、あいだに人差し指を入れて持ちます。
グラスの口の下、45度くらいの角度で、レモンの香りをつけます。(レモンのエキスを直接グラスに入れると、油分なども一緒に入ってしまうため)
7.完成。
カクテルの王様、マティーニが完成です。
マティーニを飲んだ感想
ジンとドライベルモット、オレンジビターズが上手く合わさり、一体感のある辛口のおいしい味わいに仕上がりました。
ジンが好きで、アルコール度数強めのカクテルが好きな方におすすめです。
アルコール度数:約42度
ボンベイサファイアがアルコール度数47度あるので、総体的なアルコール度数は強くなりました。氷が溶けて加水した分の水は計算に入れていないので、それを入れると約36度くらいかと思います。
今回、ジンはボンベイサファイアと、ベルモットはドランの組み合わせでマティーニをつくりました。
ボンベイサファイアは華やかな香りで、ジン単体でも飲まれるので、ボンベイの味を邪魔しない、上品な香りのドランを選びました。ステアするとき、最初は少し早めに回し、徐々にゆっくりと時間をかける意識でステアしました。出来栄えは、口当たりはアルコールのとげがなく、スーッとはいってきました。味も香りもボンベイサファイアの華やかさが感じられる、美味しいマティーニができました!!
マティーニは、銘柄の組み合わせ、ステアの仕方しだいで、味が全然違うものになるので、色々試してみるといいと思います。