炭酸入りのさっぱりとした人気カクテルは、ジントニックやジンフィズ、ソルクバーノなどがありますが、今回は人気のロングカクテルのひとつ、ボストンクーラーをつくります。
ボストンクーラーの由来・レシピ・つくり方・飲んだ感想などお伝えします。
目次
ボストンクーラーの由来
ボストンクーラーの名前の正確な由来は不明です。
考えられえている説を2つ紹介します。
- アイスクリームが関係している説
ボストンクーラーのオリジナルレシピには、アイスクリームが入っていたという話があります。
アイスクリーム発祥の地はミシガン州のデトロイトらしいのですが、ボストン・ブルーバードという名前の大通りがあり、そこにアイスクリーム屋があったからだそうです。
- ボストンがラムの貿易港だったから説
アメリカ独立戦争の時期、ボストンはラム酒の製造・輸出で栄えていたそうで、そのときに作られたから。
クーラーとは?クーラーとフィズの違い
「クーラー」とは、カクテルのスタイル名で、お酒+酸味+甘味+ジンジャエールなどの炭酸飲料が入っているカクテルのことです。
ジンフィズやバイオレットフィズなど、「フィズ」というのもカクテルのスタイルのひとつで、お酒+レモン+砂糖+炭酸水のことです。
明確にこれだからという定義はないらしく、簡単にまとめると「クーラー」の酸味はレモンでなくライムでもいいようですが、「フィズ」はレモン限定のようです。
カクテル言葉:そよ風に吹かれて
ボストンクーラーのカクテル言葉は「そよ風に吹かれて」。
爽やかなこのカクテルにぴったりの言葉ですね。
ボストンクーラーのレシピ
材料
- ホワイトラム45ml
- レモンジュース15ml
- シュガーシロップ5ml
- ジンジャエール適量
ジンジャエールは辛口と甘口の2種類ありますが、今回は甘口でつくりました。
ジンジャエールではなく炭酸水でつくったり、ジンジャエール+炭酸水でつくる方もいます。
ボストンクーラーのつくり方
1.材料を注ぐ。
シェイカーにホワイトラムを45ml注ぎます。
レモンジュースを15ml注ぎます。
シュガーシロップ5ml注ぎます。
2.シェイク。
氷を入れてシェイクし、グラスに注ぎます。
3.ジンジャエールを注ぐ。
なるべく氷に当たらないよう、直接液体に向けてジンジャエールを注ぎます。
4.ビルド。
下から氷を持ち上げるようにし、軽く上下に混ぜます。
5.完成。
最後にレモンスライスを飾りました。(レモンの香りがしてより爽やかに仕上がります。)
ボストンクーラーを飲んだ感想
さっぱり爽やかな味わいで、暑い夏の日にもピッタリのカクテルです。
ラムとジンジャエールだけでも美味しいですが、ラム・レモン・シロップを先にシェイクすることで、味に厚みが出て飲みごたえのある仕上がりになります。
今回は甘口のジンジャエールを使用しているので、さっぱりしていますが甘みもあるロングカクテルになりました。
生姜感が強く、ドライな方が好きな方は、辛口のジンジャエールでつくるといいですよ。
アルコール度数:約10度
使用した銘柄
ラム:バカルディ スペリオール
人気No1のラムで、世界中で愛されています。カクテルのベースとしてよく使用される1本です。