日本ではあまり知名度がありませんが、海外では人気のスタンダードカクテルです。
The World's Best-Selling Classic cocktails 2020 (世界のカクテルランキング2020)では16位に選ばれました。
どんなカクテルなのか、由来・レシピ・つくり方・飲んだ感想をお伝えします。
目次
クローバークラブとは
由来
このカクテルは、19世紀末から20世紀初頭にアメリカ・フィラデルフィアの会員制クラブ「クローバークラブ」で誕生したと言われています。
クラブとはダンスクラブではなく、当時は紳士が定期的に集まって会合を開いていた場所です。
クラブでは、ディナーの前に食前酒や食前スープの代わりとしてカクテルが飲まれていました。
そのカクテルを通称「クラブカクテル」と呼び、連帯感を高めるためにオリジナルカクテルをつくり、会員しか知らないカクテルを仲間内で飲んでいたらしいです。
そこで飲まれていて、現代にも受け継がれているのがクローバークラブです。
クローバークラブとピンクレディの違い
よく、クローバークラブとピンクレディを同じカクテルだと間違えられることがあります。
似たようなレシピで、色もほとんど同じなので混同しがちですが、厳密には違うカクテルです。
材料にレモンジュースを使用するかしないかの違いで、クローバークラブは使用しますが、ピンクレディは使いません。
クローバークラブのレシピ
材料
- ジン45ml
- レモンジュース15ml
- グレナデンシロップ15ml
- 卵白1個分
レシピによって分量は異なり、グレナデンシロップは5mlや10mlでつくられることもありますが、今回は15mlとやや多めに使用しました。
クローバークラブのつくり方
1.材料を注ぐ。
シェイカーにジンを45ml注ぎます。
レモンジュースを15ml注ぎます。
グレナデンシロップを15ml注ぎます。
卵白を1個分加えます。
2.空シェイク。
氷を入れずに一度シェイクします。
3.シェイク。
氷を入れてシェイクし、こしながらカクテルグラスに注ぎます。
4.完成。
ジンとレモン、グレナデンシロップ、卵白でつくったカクテル、クローバークラブの完成です。
クローバークラブを飲んだ感想
レモンとグレナデンの酸味、シロップの甘みが加わり、甘ざっぱりした味わいに仕上がりました。
グレナデンシロップは15mlなので、甘すぎるのではないかと思っていましたが、そんなことはなく、割とさっぱりとしています。
また、卵白が入っているので口当たりがなめらかで、ジンのアルコール感もあまり感じません。
レシピが考案された当時は食前酒や食前スープとして飲まれていたらしいですが、卵白が入ってクリーミーなので、スープの代わりとして飲まれていたのも納得ですね。
アルコール度数:約22度
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