人気ショートカクテルのひとつで、レイモンドチャンドラーの『長いお別れ』という小説でも有名なカクテルです。
この小説の登場人物が言う「ギムレットにはまだ早すぎる」というセリフでお馴染み。
バーでもよく注文されるカクテルで、ジンとライムと砂糖の3種類のシンプルな材料なだけに、バーテンダーの技量が問われるカクテルでもあります。
ギムレットの由来
Gimletは「錐」という意味で、由来は諸説あります。
●ギムレットはするどい強さが感じられるため、この名がつけられたという説。
●ライムジュースの栓を抜くのに錐を使ったからという説
●英国海軍のギムレット卿という人物にちなんだ説。
色々な説が飛び交い、どれがホントかはわかっていません。
ギムレットのレシピ
材料
- ジン50ml
- ライムジュース12ml
- シュガーシロップ3~5ml
分量は人それぞれで、どんな味のギムレットにしたいかによって変わります。
シュガーシロップではなく、粉砂糖やライムコーディアル(ライムシロップ)を使う方や、シロップは一切使用しない方など様々なので、自分の好みの材料・分量でつくってみるといいと思います。
今回は私の好みのレシピでつくります。
ギムレットのつくり方
1.材料を注ぐ。
シェイカーにジンを50ml注ぎます。
ライムジュースを12ml程度注ぎます。
シュガーシロップを3~5ml注ぎます。(味見をして、ライムの酸味の状態によってシロップを少なくしたり多めにいれたりします)
2.シェイク。
シェイカーに氷を入れてハードシェイクし、カクテルグラスに注ぎます。(最後にシェイクした後の小さめの氷をグラスに入れる方もいます。)
3.完成。
ギムレットの完成です。
ギムレットを飲んだ感想
ジンのキリっとした飲み口と、ライムの酸味・シロップの甘みがちょうどよく美味しく仕上がりました。
ギムレットはジンの銘柄や材料の分量によって味が変わりますが、シェイクの仕方やグラスの形状によっても仕上がりが異なる繊細なカクテルです。
ギムレットは、バーテンダーの多くが一度は極めようと練習に練習を重ねるカクテルでもあるので、色々なバーで飲み比べると楽しいと思います。
アルコール度数:約32度
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