ビルドを実践するイメージ画像。

【実践編】カクテルのつくり方|ビルドの手順・ポイント総まとめ

  • 実際にビルドでカクテルをつくりたい。
  • ビルドの上手な方法がわからない。

今回は、素人でもプロ並みにおいしいカクテルをつくれるように、ビルドの具体的なやり方をお伝えします。

そもそもビルドって何?

という方は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考までにどうぞ。

ビルドを解説するイメージ画像。
【知識編】カクテルのつくり方|ビルドとは?ステアとの違い・ポイントを徹底解説

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はじめに:おいしくないビルドカクテル

ビルドの具体的な手順をお伝えする前に、おいしくないビルドカクテルの特徴をお伝えします。

特徴

  • 炭酸が抜けている
  • しっかり混ざっていない
  • 水っぽくて味が薄い

ビルドでつくる代表的なカクテルとしては、ジントニックハイボールなど。

普段カクテルは、自宅や居酒屋で飲むことがほとんどかと思いますが、本格的なバーで働いていたものからすれば、居酒屋のハイボールやジントニックなどのカクテルは正直おいしくないです。

その理由は、おいしいつくり方を知らないから。

私自身、居酒屋は大好きで、お酒を飲みながらおいしい料理が楽しめるストレス解放の場です。

しかし一つ残念なのが、ほとんどの居酒屋で飲むカクテルが、炭酸が抜けている、ちゃんと混ざっていない、水っぽいだということ。

少しでもお酒がおいしい居酒屋が増えるように、プロでなくても自宅でおいしいカクテルが楽しめる人が増えるように、この記事で具体的なおいしいビルドの方法をお伝えします。

【実践】ビルドの手順・ポイント

ビルドは、「炭酸系、水割り、果汁系・プレミックス、フロート」の4つのタイプに分けることができます。

それぞれのタイプによって、注意すべきポイントが異なるので、一つ一つフォーカスして解説します。

炭酸系カクテルをビルドでつくる手順

今回は、ジントニックを例に解説していきます。

step
1
材料を注ぐ

まずは氷を入れたグラスにジンを45ml注ぎます。

できればジンは冷凍庫もしくは冷蔵庫で冷やしたものがベストです。

ジンを注ぐ画像。

ポイント

氷はなるべく冷凍庫から出してすぐの状態で、注ぐ材料も冷えたものが一番いいです。

材料が常温だと氷が溶け、水っぽくなりがちに。

ジントニックなので、ライムをしぼります。

ライムをしぼる画像。

step
2
軽くまぜる

ジンとライムを軽くまぜます。

常温のジンの場合、しっかりと冷やすようにしましょう。

この後トニックウォーターを注ぎますが、ここでジンが冷えていないとトニックウォーターを注いだときに炭酸が抜けやすくなります。

ステアする画像。

ポイント

炭酸飲料は、温度差があればあるほど炭酸が抜けてしまいます。

ジンを冷やして温度を下げることで、炭酸が抜けにくくなります。

step
トニックウォーターを注ぐ

なるべく氷にあてないよう、トニックウォーターを注ぎます。

そのためには、グラスと氷の間にスキマをつくっておく必要があります。

プロのバーテンダーはすきまができるように氷を組みますが、難しい場合はバースプーンを差し込んでムリやりスキマを開けてあげるといいです。

トニックウォーターを注ぐ画像。

ポイント

氷にあてずに、ジンに直接トニックウォーターをあてることで、自然と対流がうまれてそれだけでよくまざってくれます。

氷にあたるとジンとまざりにくくなり、この後のビルドでたくさんまぜることに。。。

step
4
ビルド

バースプーンで下から氷を一度持ち上げ、上下に1、2回動かします。

ビルドする画像。

ポイント

これまでのステップがしっかりとできていれば、このビルドをする前にほとんど9割がた材料はまざった状態です。

なので、ビルドで氷を持ち上げるように上下に1,2回するだけでOK!

step
5
完成

バースプーンは乱暴に抜かず、ゆっくりとなるべく衝撃が加わらないように抜きます。

最後にライムを飾って完成です。

完成したジントニックの画像。

ポイント

バースプーンを抜くときに衝撃が加わると、それにより炭酸が抜けしまいます。

なのでなるべく静かに抜きましょう。

水割り・果汁系カクテルをビルドつくる手順

今回は、ウィスキーの水割りを例に解説していきます。

step
1
ウィスキーを注ぐ

氷を入れたグラスにウィスキーを注ぎます。

ウィスキーを注ぐ画像。

step
冷水を注ぐ

常温の水よりできれば冷たい水を注ぎます。

このとき、なるべく氷にはあてずウィスキーに直接あてるように注ぎます。

難しいときはこのようにバースプーンを差し込んで、スキマを開けると簡単です。

ウィスキーとバースプーンとグラスの画像。
水を注ぐ画像。

ポイント

ウィスキーに直接水をあてることで、自然と対流がおきてそれだけでよくまざります。

水が常温だと氷が溶けやすく、水っぽくなりやすいため、なるべく冷えものがいいです。

step
ビルド

バースプーンでウィスキーと水を軽くまぜますが、このときに乱暴にまぜず、丁寧にゆっくりとまぜあわせるといいです。

ビルドする画像。

ポイント

ウィスキーと水を均等にまぜるために、あまり波うたないように丁寧にまぜるよう心がけます。

まぜる回数が多すぎると水っぽくなるので、10回以下くらいを目安にするといいと思います。

プレミックスカクテルをビルドでつくる手順

プレミックスとは、あらかじめ材料をまぜあわせておくこと。

必ずするというようなものではないですが、プレミックスであらかじめ材料をまぜておくと、より一体感があり、香りも豊かなカクテルをつくりやすいです。

ネグローニ・ラスティネイル・フレンチコネクションなど、材料のお酒の粘度が高く、芳醇な味わいのカクテルでよく使われます。

今回はネグローニを実際につくってみます。

step
1
材料を注ぐ

プレミックスするためのグラスに、あらかじめジン、カンパリ、スイートベルモットを注ぎます。

ポイント

粘度の高い材料は、普通のビルドではまぜあわせるのに時間がかかるため、氷が溶けて味が薄まりがちなので、あらかじめプレミックスさせる方法があります。

step
スワリングする

グラスを回して空気にふれさせることをスワリングといいます。

スワリングする画像。

ポイント

グラスを回すことで、材料をまぜるということと、空気にふれさせることで閉じこもっていたお酒の香りが開きます。

step
グラスに注ぐ

氷を入れたグラスに注ぎます。

グラスにスワリングしたネグロー二を注ぐ画像。

step
軽くまぜる

グラスの中で軽くまぜます。

すでにプレミックスでお酒がほとんどまざっていたので、お酒を冷やすイメージです。

ステアする画像。

ポイント

まぜるときにはなるべく波立たないように丁寧にまぜるのがポイント。

乱暴にまぜてしまうと、衝撃でお酒が分離しがちです。

フロートカクテルをビルドでつくる手順

フロートは、材料の比重を利用して材料を浮かべる技法です。

代表的なカクテルは、ウィスキーフロート・アメリカンレモネード・レインボーなどがありますが、今回はB-52というシューターカクテルと呼ばれるものをつくって解説します。

step
1
材料を注ぐ

B-52は、カルーアとベイリーズ、グランマルニエという3種類のお酒を順番にフロートしてつくるカクテルです。

まずはグラスにカルーアを注ぎます。

カルーアを注ぐ画像。

step
2
フロートする

バースプーンをつたわせるように、ベイリーズをゆっくりと注いでフロートします。

ベイリーズを注ぐ画像。

ベイリーズの上に、グランマルニエをフロートします。

グランマルニエを注ぐ画像。

ポイント

フロートさせるとき、バースプーンのお腹を上にしてお酒を注ぐ方法と、下にして注ぐ方法があります。

やりやすい方でいいですが、個人的にはお腹を上にしたほうが注ぐスピードを調整しやすいためやりやすいと思います。

step
3
完成

お酒をフロートさせてつくるB-52の完成です。

完成したカクテル、B-52の画像。

ビルド実践編まとめ

ビルドの詳しい手順について、解説してきました。

ポイントをまとめます。

ビルド手順まとめ

炭酸系カクテル

  • 炭酸水は、温度差があればあるほど炭酸が抜けるので、材料は冷やす。
  • お酒に炭酸飲料を直接あてると対流で自然にまざる。
  • かきまぜすぎず、氷を持ち上げ上下に1,2回。

水割り・果汁系カクテル

  • 材料が常温だと氷が溶けやすいため、なるべく冷えたものを使用。
  • 割り材はお酒に直接あてると対流で自然とよくまざる。
  • 最後にまぜるときは、波立たないように丁寧にまぜる。

プレミックスカクテル

  • 粘度の高い材料はまざりにくいため、あらかじめプレミックスしてまぜる。
  • お酒は空気にふれると香りが開くため、スワリングする。

フロートカクテル

  • 材料の比重が違うと、お酒が浮く。
  • バースプーンを使ってゆっくりとお酒を注ぐ。
  • バースプーンの腹側を伝わせるようにゆっくりとお酒を注ぐ。

これらのポイントをおさえて、家でつくる方は自宅で、飲み屋で働いている方は職場でつくってみると、格段においしいカクテルに仕上げることができます。

カクテルづくりの参考になれば幸いです。

参考文献

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