今回は世界中で愛され、日本では一番人気なのではないかと思われる「ジントニック」をつくりました。
私が以前バーで働いていたときにも、一番よく注文を受けるカクテルがジントニック。
「バーに行ったらとりあえずジントニックを飲め」とも言われるほど、奥が深いカクテルです。
今一番スタンダードなジントニックのつくり方を紹介します!
目次
ジントニックとは
カクテル名 | ジントニック |
カクテルタイプ | ロングカクテル |
技法 | ビルド |
テイスト | 中甘辛口 |
色 | 透明色 |
アルコール度数 | 約9度 |
材料 | ジン/ライム/トニックウォーター |
カクテル言葉 | 強い意志・いつも希望を捨てないあなたへ |
ジントニックの由来は?
18世紀の大英帝国時代マラリアという熱病が流行していました。
この病気には「キナ」という樹木に含まれる「キニーネ」の成分が有効だということがわかっていました。
ただ、「キナ」の味はかなり苦くそのままで飲むのがきつかったので、ジン・砂糖・炭酸水と一緒に飲まれるようになり、それがジントニックの始まりだという説があります。
のちにキニーネには副作用があることがわかり、現在販売しているトニックウォーターには入っていないか、ごく少量だけキニーネが入っています。
世界中で人気のプレミアムトニックウォーターは「フィーバーツリー」。これにもキニーネは含まれています。
ジントニックは現在では世界中で愛されるカクテルとなり、ジンの種類だけでなくトニックウォーターの種類も年々増えている状況です。
どんな組み合わせで、またどんなつくり方でジントニックをつくるのかを、色々なバーテンダーが試行錯誤する奥の深いカクテルのひとつ。
ジントニックのカクテル言葉:強い意志・いつも希望を捨てないあなたへ
カクテル言葉は「強い意志・いつも希望を捨てないあなたへ」。
ポジティブで前向きな気持ちになれる言葉なので、大事なものごとを決めるときなどに飲みたいですね。
ジントニックのレシピ
ジントニックの材料とつくり方を紹介します。
ジントニックの材料
材料
- ジン:45ml
- ライム:1/6切れ
- トニックウォーター:適量
ジンは銘柄によって味わいが全然異なりますが、今回はゴードン ロンドン ドライジンという、個人的にも大好きなジンを使用します。
世界で初めてジントニックに使われたジンとも言われています。
ライムはだいたい1/6もしくは1/8等分のものを使用されることが多いです。
ジントニックのつくり方:写真付き解説
写真付きでつくり方の手順を解説します。
今回は、オーソドックス(正統派)なつくり方でジントニックをつくります。
手順
- ジンをグラスに注ぎ、ライムをしぼる。
- ステアする。
- トニックウォーターを注ぐ。
- ビルドする。
- 完成。
step
1材料を注ぐ
ジンを45ml注ぎます。
ライムをしぼります。
step
2ステア
軽くステアしてジンとライムをなじませます。
step
3トニックウォーターを注ぐ
トニックウォーターを注ぎます。
なるべく氷にあてないように注ぐのがおいしくつくるポイントです。
step
4ビルド
氷を底から持ち上げて1,2回ほど上下させて混ぜます。
step
5完成
最後に1でしぼったライムをグラスに入れ、ジントニックの完成です。
ジントニックをレビュー
ジントニックを飲んだ感想
ジントニックは人によっていろいろなつくり方があります。
今回はオーソドックスなつくり方でつくりましたが、しっかりと炭酸があるのどごし最高!なジントニックに仕上がりました。
ジン、ライムの酸味、トニックウォーターの苦味と甘味がほどよいあんばいで、爽やかな気分にさせてくれます。
アルコール度数:約9度
アルコール度数
- ゴードン ロンドン ドライジン 45ml:43度
- ライム 3ml:0度
- ウィルキンソン トニックウォーター 160ml:0度
上記レシピの場合、下記計算式で、アルコール度数はおよそ9度となります。
(45ml×43度+3ml×0度+160ml×0度)÷60ml=9.30.......
カクテルの中では度数は低く、とても飲みやすいです!
アルコール度数の計算方法を知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
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アルコール度数計算式!カクテルのアルコール度数は計算できるって知っていた?
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使用した銘柄
今回使用した銘柄を紹介します。
ジン:ゴードン ロンドン ドライジン43度
世界中で人気のジンで、世界で初めてジントニックがつくられるときに使われた銘柄だといわれています。
世界中のバーテンダーが愛用している、カクテルベース向けの優秀なジンです。
家でカクテルをつくる方へ、基本的なジンのカクテル用の銘柄の違いをこちらの記事で紹介しています。
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カクテル初心者におすすめのジン4選!ジンとは?選ぶポイントは?わかりやすく徹底解説
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トニックウォーター:ウィルキンソン トニックウォーター
トニックウォーターはカナダドライやシュウェプス、フィーバーツリーなど色々種類があります。
その中でもウィルキンソンは本格的なバーでも使用されており炭酸が強め。
価格もリーズナブルなので、普段使いのカクテルにおすすめです。