色々な種類のグラスの画像。

【種類別おすすめのグラス11選】(レビュー)カクテルグラスの種類・容量・素材も解説

自宅でお酒をつくるとき、お酒の種類を揃えるのは当然ですが、それと同様にどんなグラスで飲むのかというのも大事です。

グラスには色々な種類があり、バーテンダーはつくるお酒に合わせてカクテルグラスを選びます。

本格的なバーでは、グラスの口の角度や厚さ、誰がどういう場面で飲むのかということも考えながら、注ぐグラスを選んでいます。

普段何気なく飲んでいるお酒も、グラスが違えば味が変わります。

そこで今回は、どのようなグラスがあるのか、グラスの種類や容量、素材、おすすめのグラスなどを紹介します。

 

カクテルグラスとは

カクテルグラスはカクテルを飲むときに使用されるグラスですが、その中でも液体の入る部分が、逆三角形の形状に脚がついたものを指します。

一般的には逆三角形だけではなく、丸みを帯びたタイプや、クープグラスと呼ばれるもの、タンブラーのようなロンググラスもカクテルグラスとして扱われることがあります。

 

グラスの種類

カクテルに使用されるグラスは多種多様で、ここではベーシックなグラスを紹介します。

カクテルグラス

カクテルグラスの画像。

ショートカクテルに使用する最も一般的なグラスで、ボディと呼ばれる液体が入る部分がが逆三角形で、ステムと呼ばれる脚がついています。

 

クープグラス(ソーサー型シャンパングラス)

クープグラスの画像。

クープとは、フランス語で「広口、浅底、脚付きのグラス」のことを指します。

ソーサー型シャンパングラスという別の呼び方もあり、元々はこのグラスでシャンパンが飲まれていました。

シャンパンを飲むときには、フルート型の背の高いグラスが一般的ですが、結婚式などではたまにこのグラスが出てきますね。

ヨーロッパで貴族文化が一般的な時代に使用されており、バーでは特に生クリームを使用した、甘口のカクテルやフローズンカクテルに使用されることがあります。

 

タンブラーグラス

タンブラーグラスの画像。

タンブラーと言えば、銀色のコーヒーなどを入れる容器が一般的ですが、タンブラーグラスはいわゆるコップのことです。

バーではジントニックやハイボールなどのロングカクテルをつくるときに使用される一般的な種類のグラスになります。

 

コリンズグラス

コリンズグラスの画像。

タンブラーグラスとコリンズグラスはよく似ているため、同じものと間違えられやすいですが、厳密には違う種類のグラスになります。

円筒形のグラスで、タンブラーグラスが口が少し広いのに対しコリンズグラスは口が狭いのが特徴です。

タンブラーグラスと同様に、ロングカクテルに使用されるグラスです。

 

ロックグラス

ロックグラスの画像。

口が広く背の低いタンブラーグラスです。

正式にはオールドファッションドグラスと呼ばれ、オールドファッションドというカクテルが由来となっています。

ウィスキーやジンなどをオンザロックで飲むときや、ネグローニカミカゼなどのカクテルをつくるときに使用されます。

 

グラスの容量

グラスを購入するとき、どんな形のグラスにするのかは大事ですが、液体がどのくらい入るのか?容量も重要です。

グラスが大きすぎても小さすぎてもよくないので、基本的なグラスの容量について解説します。

ショートカクテル

ショートカクテルのイメージ画像。

ショートカクテルとは、脚のついた小さめのおしゃれなグラスで提供されることが多く、容量が少なめのカクテルです。

ショートカクテル=短い時間で早めに飲むカクテルという意味です。

ショートカクテルの基本的なレシピは、総量60mlになるようにつくられています。

例えば、ホワイトレディのスタンダードレシピであればジン30ml、ホワイトキュラソー15ml、レモンジュース15mlです。

元々日本では、カクテルグラスの容量は60ml・75ml・90mlが一般的でした。

カクテルグラス75mlを基準としてつくられることが多いですが、国際バーテンダー協会(IBA)主催のカクテルコンクールでは、容量約90mlのカクテルグラスが使用されており、90mlも多くなります。

現在は90ml以上のカクテルグラスも多く、130mlや240mlなど、容量が多いグラスがたくさん販売されています。

総分量60mlでショートカクテルをつくるのであれば、75ml~130ml程度のカクテルグラスがおすすめです。

 

ロングカクテル

ロングカクテルのイメージ画像。

ジントニックのような炭酸系のカクテルや、テキーラサンライズのようなオレンジジュースで割るタイプの、容量が多いカクテルをロングカクテルと呼びます。

ロングカクテル=長く時間をかけて飲むカクテルという意味です。

タンブラーグラスやコリンズグラスを使用しますが、容量は90mlのものもあれば500mlのものなど様々です。

国際バーテンダー協会(IBA)では、容量約300mlのタンブラーグラスやコリンズグラスが使用されています。

一般的にジントニックハイボールをつくるとき、お酒を30ml~45ml注ぎ、割材をその3~4倍の量を加えます。

ウィスキー30ml:炭酸水120mlの場合

ウィスキー30ml+炭酸水120ml=150ml

ウィスキー45ml:炭酸水180mlの場合

ウィスキー45ml+炭酸水180ml=225ml

これに氷が入るので、上記の分量でカクテルをつくるのであれば、300ml~360mlほどのグラスがちょうどいいです。

 

グラスの素材

クリスタルのイメージ画像。

グラスは使用する素材によって値段が大きく異なります。

一般的によく使用されているものは大きく分けて2種類で、ソーダガラスとクリスタルガラスがあります。

その違いを簡単に紹介します。

ソーダガラス

原料に炭酸ナトリウムが使用されており、炭酸=ソーダから名づけられました。

大量生産されるため安く購入できます。

あまり予算がない方におすすめです。

例)100均・アデリアなど

 

クリスタルガラス

クリスタルのように透明度が高く、光輝くことからクリスタルガラスと呼ばれています。

つくるのに高い技術力が必要で、少量生産のため金額も高価に設定されています。

見た目が美しいのはもちろん、グラスの口の部分が薄くつくられていることが多く、飲み口もソーダガラスに比べて非常に心地いいです。

例)バカラ・リーデルなど

 

ショートカクテルをつくるときのおすすめのカクテルグラス

東洋佐々木カクテルグラス90ml

完成したカクテル、ウォッカギムレットの画像。

口が狭く、逆三角形の角度が急なタイプのカクテルグラスです。

ギムレットなどきりっとした味わいのカクテルに使用されることが多いです。

素材はソーダガラスなので、リーズナブルで手に入れやすい一品。

 

東洋佐々木カクテルグラスペティオール130ml

完成したラムカクテル、フーマンチューの画像。

上記のカクテルグラスよりも口が広く、角度がゆるやかなカクテルグラスです。

一番一般的でよく使用されるカクテルグラスで、マティーニマンハッタンなど、ショートカクテル全般でよく使われています。

素材はソーダガラスで値段が安いですが、口が薄く、脚もちょうどいい長さなので、はじめてカクテルグラスを買う方におすすめです。

 

東洋佐々木クープグラス150ml

完成したブランデーカクテル、アレキサンダーの画像。

マッドスライドアレキサンダーなど、生クリームを使用した甘口のショートカクテルに使われることが多いです。

他にもウィスキーサワークローバークラブなどの卵白を使用するカクテルにも使われます。

クープグラスは底が丸みを帯びて、一般的なカクテルグラスよりも容量が大きい商品が多いです。

 

リーデル カクテルグラス ヴィノムマティーニ130ml

本格的なバーや高級なレストランでもよく使うブランド「リーデル(RIEDEL)」のカクテルグラスです。

口の部分は薄く口当たりがなめらかになるようにつくられており、高級感のある一品となっています。

クリスタルガラスでつくられており、贈り物にも最適

 

イタレッセ プレジデンテクープ 135ml

完成したカクテル、ブランデーサワーの画像。

「イタレッセ(Italesse)」はイタリアのメーカーで、このグラスは世界的に有名なバーテンダー「ジャンカルロ・マンチーノ氏」が監修しています。

アンティークのようなテイストのクープグラスで、素材はクリスタルガラスでつくられています。

優美な見た目で、一般的なカクテルグラスとはひと味違うグラスです。

 

 イタレッセ ワイングラス130ml

ワイングラスと書いていますが、カクテルグラス用のグラスです。

このグラスも「ジャンカルロ・マンチーノ氏」が監修している作品で、ウッド文様をグラスに加工し、ボタニカル感を演出しています。

よくみると妖精が隠れており、美しいだけでなく遊び心もあるカクテルグラスです。

 

ロングカクテルをつくるときのおすすめのグラス

松徳硝子 うすはりタンブラーL

完成したカクテル、シャルトリューズトニックの画像。

松徳硝子は、うすはりグラスで人気のブランドです。

うすはりタンブラーは、ビールを飲むときにはもちろん、ハイボールやジントニックなどのカクテルを飲むときにもおすすめです。

飲み口は約0.09mlと非常にうすく、口当たりがいいため本格的なバーでも使用されています。

350mlの缶ビールですとLサイズがちょうどよく、個人的にもロングカクテルをつくるときはLサイズを愛用しています

素材はクリスタルガラスで少々値は張りますが、安価なうすはりグラスよりも割れにくく、普段使いとしても贈り物としてもおすすめです。

サイズはSSからLLまでたくさんあります。

  • SS:85ml
  • S:150ml
  • M:260ml
  • L:375ml
  • LL:510ml

 

シュピゲラウ タンブラー360ml

完成したカクテル、アプリコットフィズの画像。

ドイツのメーカー「シュピゲラウ」のグラスで、有名なバーテンダー「ステファン・ヒンツ氏」が監修したパーフェクトサーブシリーズのひとつです。

グラスの底のカットが美しく、光が当たると反射してきれいに映えます。

グラスの底の画像。

見た目だけでなく耐久性も優れており、素材はクリスタルガラスですが、非常に割れにくくつくられています

グラスは厚めで重厚感があるため、うすはりとは対照的なタイプですね。

本格的なバーでも使用されており、グラスをよく割ってしまう方には特におすすめです。

 

おすすめロックグラス

シュピゲラウ S.O.F 270ml

アールグレイウォッカのカクテルの画像。

ドイツのメーカー「シュピゲラウ」のグラスで、有名なバーテンダー「ステファン・ヒンツ氏」が監修したパーフェクトサーブシリーズのひとつ。

グラスの底のカットと耐久性が優れている逸品で、上記で紹介したタンブラーと同じシリーズです。

このグラスは270mlで、ウィスキーやスピリッツなどを45ml注いでロックで飲むには丁度いい容量で、重厚感もあるため家飲みのおともにおすすめです。

 

東洋佐々木 ロックグラス モダス 320ml

ウィスキーカクテル、ゴッドファーザーの画像。

東洋佐々木のクリスタルガラスでつくられたロックグラスです。

彫りの深いカットで、お酒を注いだ時の輝きがきれいで高級感があります

つくりもしっかりしており、本格的なバーやレストランでも使われています。

このグラスは320mlで、ウィスキーやスピリッツなどを45ml注いでロックで飲む場合、少し余裕のある容量です。

東洋佐々木ガラス ロックグラス330ml ファインクリスタルカットN271-09-C554

完成したブランデーカクテル、ダーティーマザーの画像。

東洋佐々木が出している、ファインクリスタルという素材を使用したロックグラスです。

クリスタルガラスは通常原料に鉛を使用しますが、その場合、洗剤を使用して洗いすぎるとアルカリ焼けと言って、白くにごっていきます。(食洗機にかけすぎた場合)

このグラスに使用されたファインクリスタルは、従来の鉛入りクリスタルガラスに比べて耐久性がつよく、白くにごりにくい素材です。

また見た目もカットが美しく、ずっしりとした重みがあるので、高級感があるロックグラスです。

 

お気に入りのグラスを探そう!

色々な種類のグラスの画像。

いかがでしょうか?

カクテルグラスやクープグラス、タンブラーなどグラスには色々な種類があります。

基本的なグラスの種類や容量、素材、おすすめのグラスを紹介しました。

皆さんがグラスを購入するときの参考になれば幸いです。

 

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