炭酸入りのさっぱりとした人気カクテルは、ジントニックやジンフィズ、ソルクバーノなどがありますが、今回は人気のロングカクテルのひとつ、ボストンクーラーをつくります。
ボストンクーラーの由来・レシピ・つくり方・飲んだ感想などお伝えします。
ボストンクーラーとは
カクテル名 | ボストンクーラー |
カクテルタイプ | ロングカクテル |
技法 | シェイク・ビルド |
テイスト | 中口 |
色 | ブラウン |
アルコール度数 | 約10度 |
材料 | ホワイトラム:45ml レモンジュース:15ml シュガーシロップ:1tsp(5ml) ジンジャエール:適量 |
カクテル言葉 | そよ風に吹かれて |
由来
ボストンクーラーの名前の正確な由来は不明です。
考えられえている説を2つ紹介します。
- アイスクリームが関係している説
ボストンクーラーのオリジナルレシピには、アイスクリームが入っていたという話があります。
1880年頃、アメリカのミシガン州のデトロイトという町に、「ボストン大通り」があり、その通り沿いにあったアイスクリーム屋のメニューで、ジンジャーエールにクリームを添えたものをボストンクーラーと呼んでいたそうです。いまでいうところのクリームソーダで、いつしかラムが使用されるようになった。
- ボストンがラムの貿易港だったから説
アメリカ独立戦争の時期、ボストンはラム酒の製造・輸出で栄えていたそうで、そのときに作られたから。
クーラーとは?クーラーとフィズの違い
「クーラー」とは、カクテルのスタイル名で、お酒+柑橘+甘味+ジンジャエールなどの炭酸飲料が入っているカクテルに名づけられることが多いです。
ジンフィズやバイオレットフィズなど、「フィズ」というのもカクテルのスタイルのひとつで、お酒+レモン+砂糖+炭酸水で構成されています。
明確にこれだからという定義はないらしく、簡単にまとめると「クーラー」の酸味はレモンでなくライムでもいいようですが、「フィズ」はレモン限定のようです。
カクテル言葉:そよ風に吹かれて
ボストンクーラーのカクテル言葉は「そよ風に吹かれて」。
爽やかなこのカクテルにぴったりの言葉ですね。
ボストンクーラーのレシピ
材料
- ホワイトラム:45ml
- レモンジュース:15ml
- シュガーシロップ:1tsp(5ml)
- ジンジャエール:適量
手順
- ジンジャエール以外の材料をシェイカーに注いでシェイク。
- 氷を入れたロンググラスに注いでジンジャエールを注ぐ。
- 軽くまぜて、完成。
ジンジャエールは辛口と甘口の2種類ありますが、今回は甘口でつくりました。
ジンジャエールではなく炭酸水でつくったり、ジンジャエール+炭酸水でつくる方もいます。
ボストンクーラーを飲んだ感想
さっぱり爽やかな味わいで、暑い夏の日にもピッタリのカクテルです。
ラムとジンジャエールだけでも美味しいですが、ラム・レモン・シロップを先にシェイクすることで、味に厚みが出て飲みごたえのある仕上がりになります。
今回は甘口のジンジャエールを使用しているので、さっぱりしていますが甘みもあるロングカクテルになりました。
生姜感が強く、ドライな方が好きな方は、辛口のジンジャエールでつくるといいですよ。
アルコール度数:約10度
使用した銘柄
ラム:バカルディ スペリオール
人気No1のラムで、世界中で愛されています。カクテルのベースとしてよく使用される1本です。