今回は、世界中で愛され、日本では一番人気なのではないかと思われるジントニックをつくります。
私が以前バーで働いていたときには、一番よく注文を受けるカクテルがジントニックでした。
「バーに行ったらとりあえずジントニックを飲め」とも言われています。
様々なバーでジントニックを飲んだところ、色々な作り方、味わいがあることがわかりました。どんなつくり方があるのかは別の記事で紹介しようと思います。
今回は一番スタンダードなつくり方でジントニックをつくっていきます。
目次
ジントニックの由来
(キナ樹皮の画像)
18世紀の大英帝国時代マラリアという熱病が流行していました。この病気には「キナ」という樹木に含まれる「キニーネ」の成分が有効だということがわかっていました。
ただ、「キナ」の味はかなり苦くそのままで飲むのはきつかったので、ジン、砂糖、炭酸水と一緒に飲まれるようになりました。
それがジントニックの始まりとなります。
後にキニーネには副作用があることがわかり、現在販売しているトニックウォーターには入っていないか、ごく少量だけキニーネが入っています。
現在では世界中で愛されるカクテルとなり、ジンの種類だけでなくトニックウォーターの種類も年々増えている状況です。
どんな組み合わせで、またどんなつくり方でジントニックをつくるのかを、色々なバーテンダーが試行錯誤
ジントニックのレシピ
材料
- ジン45ml
- ライム1/6もしくは1/8カット
- トニックウォーター適量
今回は、オーソドックス(正統派)なつくり方でジントニックをつくりました。
ジントニックのつくり方
1.材料を注ぐ。
氷を入れたグラスにジンを45ml注ぎます。
ライムをしぼり入れます。(強くしぼりすぎるとえぐみも出るので注意。)
2.ステア。
ステアしてジンとライムを混ぜると同時に冷やします。
3.トニックウォーターを注ぐ。
トニックウォーターでグラスを満たします。(なるべく氷にあてないよう、スキマを狙うと炭酸が抜けにくく、混ざりやすい。)
4.ビルド。
バースプーンで氷を持ち上げるようにし、縦に1,2回ほど上下させて混ぜます。(トニックウォーターを注ぐときに氷に当てずしっかり液面に当てていればそれだけでほとんど混ざっている。)
5.完成。
シュワシュワで爽快感のあるジントニックの完成です。
ジントニックを飲んだ感想
ジントニックは人によっていろいろなつくり方があります。今回はオーソドックスなつくり方でつくりましたが、さっぱりと美味しいジントニックに仕上がりました。グラスの容量にもよりますが、今回つかったグラスの容量は「約375ml」。
氷をいっぱいに敷き詰めて材料を注ぐと、ジン:トニックウォーター=1:3~4くらいになるので少しお酒感が強めです。
ジン、ライムの酸味、トニックウォーターの苦味と甘味がほどよい塩梅で、爽やかな気分にさせてくれます。
アルコール度数:約10度
使用した銘柄
ジン:ゴードンジン
リーズナブルなジンの銘柄の中でも、ジンらしいジュニパーベリーの香りと力強さが特徴です。
トニックウォーター:ウィルキンソン
トニックウォーターはいくつか種類がありますが、柑橘由来の独特の苦味とちょうどいい甘さ、強めの炭酸が特徴の美味しいトニックです。
松徳 うすはりグラス:375ml(L)