紫色の妖艶な色彩のスミレのリキュールとジンを使用したカクテル、ブルームーンをつくります。
香りがよく、甘い味わいのため、女性に人気なカクテルのひとつです。
ブルームーンの由来
誰がいつ制作したのか、確かな由来はわかっていません。
「ブルームーン」とは、直訳すると青い月。青い月が見られるのはかなり稀なことで、19世紀半ばには『once in a blue moon=きわめて稀なこと、決してありえないこと』という慣用句があるほどです。
ブルームーンは元々不吉なことが起こる前兆のように考えられていましたが、ブルームーンを見ると幸せになれるという言い伝えもあり、ネガティブな意味とポジティブな意味の反する二つの意味を持ちます。
ブルームーンのレシピ
材料
- ジン30ml
- バイオレットリキュール(パルフェタムール)15ml
- レモンジュース15ml
ブルームーンはスミレのリキュールを使用しますが、バイオレットリキュールと呼ばれるときと、パルフェタムールと呼ばれるときがあります。
同じスミレのリキュールで、呼び名が変わるのはおかしいですが、どちらでつくっても大丈夫です。
歴史をみると、パルフェタムールができた後に、よりスミレの香りと色を強調してつくられたのがバイオレットリキュールのようです。
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ブルームーンのつくり方
1.材料を注ぐ。
シェイカーにジンを30ml注ぎます。
バイオレットリキュールを15ml注ぎます。
しぼったレモンジュース15ml注ぎます。
2.シェイク。
氷を入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぎます。
3.完成。
ブルームーンを飲んだ感想
ジンのキレがヴァイオレットリキュールで柔らかくなり、甘みと酸味がほどよい飲みやすいカクテルです。
今回使用したヘルメスのヴァイオレットリキュールは、スミレの香りが他の銘柄よりも強いため、花の香りが苦手な方にはきついと思います。
そんな方には、ボルスのパルフェタムールや、メラーナのパルフェタムールを選ぶといいです。
ジンが入っているため度数はつよく、強いお酒・甘めの味が好きな方に特におすすめ。
アルコール度数:約26度
使用した銘柄
ジンはあまりクセのないビーフィーターを使用。
ヴァイオレットリキュールはすみれのリキュール。
今回はサントリーのヘルメスという銘柄を使用。
ブルームーンをつくる個人的なおすすめの銘柄は、ボルスのパルフェタムールです。こちらの方が甘みがあります。