ディサローノ・アマレット｜まるで杏仁豆腐のようなお酒！由来・レビュー・飲み方・カクテルレシピを紹介

イタリアのリキュールと言えばカンパリがあるが、カンパリと同じくらい代表的なリキュールが、アマレットです。

今回はディサローノ・アマレットがどんなお酒なのか、由来や飲んだ感想、カクテルレシピを紹介します。

ディサローノ・アマレットとは

ディサローノ・アマレットの製品概要

製品名	ディサローノ・アマレット
品目	リキュール
アルコール	28度
容量	700ml
原産国	イタリア
フレーバー	杏仁豆腐・アプリコット・アーモンド
参考価格	2,540円

アマレットの誕生秘話

1525年、イタリアのミラノの北にあるサローノ町のサンタ・マリア・デッレ・グラティエ聖堂で、ある画家が絵を描いていました。

彼は、町の宿屋に泊まって聖堂に通っていましたが、その宿屋は若くて美しい女主人が経営していました。

画家はその美しさに惹かれ、彼女をモデルにした聖母マリアの顔や、肖像画を描いてプレゼントしました。

女主人は、そのお返しとして甘い香りのリキュールをつくってその画家に贈ります。

画家は彼女のその優しさに心を打たれ、やがてこのお酒は2人の恋の印として知られるようになりました。

そのときのリキュールを19世紀になって復元したのが、アマレットの始まりだと言われています。

アマレットの由来

1807年に、サローノの町で食料品店を営む、カルロ・ドミニコ・レイナが復元しました。

当時、アマレッティというケーキがあり、復元したリキュールがそのケーキの香りに似ていたため、

アマレット・ディ・サローノ(サローノ町のアマレット)と名付けられたそうです。

これが好評で、他社がアマレットと名乗る類似品を発売するようになり、混同されるのを避けるため、1992年からディサローノ・アマレットと名称を変えています。

アマレットのつくり方

シチリア島産のアンズの核を、アドリア海沿岸のぺスカラ町で蒸留し、ビターアーモンドフレーバーの原液をサローノ町に輸送。

そして、ブドウから高濃度に蒸留したスピリッツに配合し、バニラビーンズなど17種類のハーブやフルーツから抽出した液をブレンドし、シロップを加えて熟成してから製品となります。

ディサローノ・アマレットをレビュー

ストレートで飲んでみた

ディサローノ・アマレットをグラスに注ぎました。

アーモンドやバニラのような豊かな香りと上品な甘さがあります。

甘みがありフルーティーで、よく杏仁豆腐の味わいだといわれますが、本当に杏仁豆腐のような味わいのお酒です。

度数は28℃とかなり高めですが、飲みやすいためロックでも全然いけます。

アマレットの飲み方

アマレットはロックなどそのまま飲んでも美味しいですが、色々な割り方・カクテルがあります。

アマレットと相性のいい割材

アマレットカクテル

割材で割るだけの簡単な飲み方以外にも、本格的なカクテルとしてもアマレットは重宝します。

アマレットをつかったカクテルを紹介します。

ゴッドファーザー

1972年公開の映画『ゴッドファーザー』が公開された後に生まれました。

アマレットの甘さと濃厚なウィスキーがあわさり、アプリコットのフルーティーな味わいが加わることで飲みやすく、味わい深いカクテルに仕上がります。

度数は高いですが、甘いカクテル好きにはたまらないいっぱいです。

＞＞ゴッドファーザーについてもっと詳しく

ゴッドマザー

カクテル名	ゴッドマザー
カクテルタイプ	ロングカクテル
技法	ビルド
テイスト	甘口
色	琥珀色
アルコール度数	約35度
材料	ウォッカ:45ml アマレット:15ml
カクテル言葉	無償

ゴッドファーザーのベースをウォッカに代えたカクテルです。

ウォッカはあまりクセがないため、アマレットの味わいがしっかりと感じられるカクテルで、例えるならアマレットをアルコール強めにして、甘みが少し抑えられたカクテルです。

「アマレットだけでは甘すぎる、度数が低くて物足りない」という方におすすめ。

＞＞ゴッドマザーについてもっと詳しく

フレンチコネクション

カクテル名	フレンチコネクション
カクテルタイプ	ロングカクテル
技法	ビルド
テイスト	甘口
色	琥珀色
アルコール度数	約36度
材料	ブランデー:40ml アマレット:20ml
カクテル言葉	妄想力豊かな不思議な世界の住人・秘めた心

1971年公開の映画『フレンチコネクション』に由来します。

ブランデーの芳醇な香りとアマレットの甘みが濃厚な味わいです。アルコール度数は強いので、甘めで強いお酒が好きな人には特におすすめです。

＞＞フレンチコネクションをもっと詳しく

ボッチボール

カクテル名	ボッチボール
カクテルタイプ	ロングカクテル
技法	ビルド
テイスト	甘口
色	黄色
アルコール度数	約4.7度
材料	アマレット:30ml オレンジジュース:30ml 炭酸水:適量
カクテル言葉	自分の意見を主張できる一匹狼

ボッチとは、イタリア発祥の芝生の上でするボーリングのような球技のことで、それが名前の由来です。

アマレットのロングカクテルとして比較的よく知られています。

飲みやすく、アマレット特有の杏仁豆腐の甘い味わいがありつつ、炭酸が入ることで爽やかな飲み口に仕上がっています。

ローザロッサ

カクテル名	ローザロッサ
カクテルタイプ	ロングカクテル
技法	ビルド
テイスト	甘口
色	ワインレッド
アルコール度数	約8.7度
材料	赤ワイン:60ml アマレット:30ml ジンジャエール:適量
カクテル言葉	理屈抜きで人付き合いができる自由人

イタリア語で赤いバラという意味のカクテルです。

甘めのロングカクテルで、キティ(赤ワインとジンジャエールのカクテル)にアマレットが入ったカクテル。

杏仁の風味が加わり、キティよりお奥行きのあるフルーティーな味わいなので、特に女性におすすめの一杯。

ジンジャエールだと甘すぎるという方は、炭酸にかえるとさっぱりとした味わいに変化します。

ディサリータ

カクテル名	ディサリータ
カクテルタイプ	ショートカクテル
技法	シェイク
テイスト	中甘口
色	琥珀色
アルコール度数	約24度
材料	アマレット:30ml テキーラ:15ml ライムジュース:15ml

テキーラの独特な風味とアマレットの甘味、ライムの酸味が合わさったカクテルです。

マルガリータというカクテルに杏仁豆腐のような、アマレットの風味が加わった味わいというイメージです。

ワンランク上の大人なアマレットカクテル。

最後に

「アマレットとは？どんな飲み方があるのか」

など紹介していきました。

いかがでしたでしょうか？

杏子の核から造られているリキュールとあって、柑橘系の素材との相性はばっちりです。

ウィスキーやブランデーなど、ストレートやロックで飲むような重厚なお酒を、より飲みやすく、味わい深くしてくれます。

アマレットは、誰でも簡単に美味しいカクテルをつくるにはもってこいのリキュールとなります。

家で本格的なカクテルをつくるお供にピッタリです。

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