有名なカクテルなので知っている人も多いかと。居酒屋やバーで大人気のこのカクテルはフルーティーで飲みやすく、男女問わず幅広い方に愛飲されています。
今回はそんなソルティドッグのつくり方を紹介していきます。
目次
ソルティドッグとは
由来
1940年代にイギリスで生まれたカクテルで、ソルティドッグとは、イギリスのスラングで「甲板員」を意味しています。
船の甲板員が、汗だくで塩だらけで働く様子からつけられました。
海の上で強い日差しを浴び、潮風に吹かれて働く当時の人々にとって最適な一杯だったのでしょう。
ソルティドッグは元々ジンがベースだった
今ではウォッカベースでグレープフルーツジュースと合わせてつくるのがソルティドッグとなっていますが、実は元々ジンがベースでした。
当時のレシピは、シェイカーにジン、グレープフルーツジュース、塩をひとつまみ加えてシェイクして、カクテルグラスに注ぐスタイルでした。
イギリス生まれのこのカクテルは、アメリカに渡ったときに今の飲み方に変わり、1960年代に本格的に広がっていきます。
元々のソルティドッグはオールドソルティドッグともいわれており、飲んでみたい方はバーテンダーの方に聞いてみるとつくってくれると思います。
カクテル言葉:寡黙
ソルティドッグのカクテル言葉は「寡黙」です。
由来の船の甲板員が黙々と働くイメージからついてるのかもしれません。
ソルティドッグのレシピ
材料
- ウォッカ45ml
- グレープフルーツジュース90ml
ウォッカとグレープフルーツジュース1:2でつくりました。
度数がきつい方は、1:3や1:4でつくるといいです。
ソルティドッグのつくり方
1.下準備。
グラスの縁にレモンの果汁をつけてぬらします。
斜め45度くらいに傾けると上手くつきやすいです。
(※このとき、グラスの内側にあまりつけないようにすると、塩がカクテルの内部に入りにくくなる。)
塩を平らな皿に用意して、グラスのふちにつけていきます。
(※斜め45度くらいに傾け、グラスの内側にあまりつかないようにすると、カクテルの内部に落ちにくいです。)
つけ終わったらグラスをもっている腕を軽く叩き、余分な塩を落としましょう。
2.材料を注ぐ。
氷を入れたグラスに、ウォッカを45ml注ぎます。
グレープフルーツジュースを90ml注ぎます。
3.ステア。
ゆっくりとステアしていきます。(※氷をグラスに入れすぎると、ステアするときに塩に当たることがあるので注意です。)
4.完成。
ソルティドッグを飲んだ感想
グレープフルーツジュースのフルーティーな味わいがアルコール感をやわらげて、飲みやすいさっぱりとしたカクテルに仕上がりました。
グラスのふちにつけた塩がアクセントとなり、味をより一層引き立ててくれています。
今回はウォッカとグレープフルーツジュースの比率を1:2にしていたので、アルコールのパンチがあり飲みごたえがあるので、苦手な方は1:3もしくは1:4くらいにするともっと飲みやすいと思います。
アルコール度数:約13度
ソルティドッグをつくるポイント
1.ウォッカは冷凍庫で冷やしておく
ソルティドッグをできるだけおいしくつくるために、なるべく冷やしたウォッカを使いましょう。
理由は水っぽくなりにくいからです。
常温のウォッカだと、氷が溶けやすくなり水っぽくなる原因になります。
2.グレープフルーツジュースは生搾り
市販のグレープフルーツジュースでも美味しいですが、やはり生には勝てません。
生搾り独特の果汁感は市販ではだせない味わいです。
3.塩の種類は好みで選ぶ
塩は種類が豊富で、塩ソムリエなんて人もいらっしゃいます。
食塩・岩塩・雪塩など、お好みで選びましょう。
粒が荒い塩→塩辛く感じやすい。
粒が細かい塩→塩辛さは控えめでかすかに甘みも感じる。
どれがいいかわからないという方は、マルガリータソルトといって、カクテルのためにつくられた塩もあります。
大粒タイプの塩となっています。
個人的には、このマルガリータソルトをすり鉢などですりつぶし、細かくした塩を使うのが好きです。
ソルティドッグに似たカクテル
ソルティドッグの塩がないVer→ブルドッグ
ジン+グレープフルーツジュース+塩をシェイク→オールドソルティドッグ
ソルティドッグ+トニックウォーター→ソルトリック