今回は、スコッチウィスキーのブレンデッド「モンキーショルダー」は非常に人気です。
ネットでウィスキー人気ランキングの上位によく取り上げられ、美味しいウィスキーだとYoutubeでも高く評価されているウィスキーです。
実際どんな特徴があり、どんな味のウィスキーなのかを紹介します。
目次
モンキーショルダー
モンキーショルダーとはどんなウィスキーなのか、特徴を3つにまとめました。
特徴
- 3匹のサルがトレードマーク
- 100%モルト・スコッチウィスキー
- バーボン好きのためのスコッチウィスキー
特徴①3匹のサルがトレードマーク
モンキーショルダーの1番の特徴は、ボトルの肩に金属製の3匹のサルがのっていることですね。
名前の由来は、フロアモルティングで湿った大麦を手作業で撹拌する際、作業員の方が痛くなるのを「モンキーショルダー」と呼んでいたことだと言われています。
今では作業環境がよくなり負傷することもないようですが、当時は手作業でかなり重労働だったようです。
3匹のサルがこのウィスキーとトレードマークとなり、以前の作業員たちの苦しみや信念などを象徴する証のようなものとなっています。
特徴②100%モルト・スコッチウィスキー
通常ブレンデッドウィスキーは、モルトウィスキー以外にもグレーンウィスキーをブレンドして味が調節されますが、モンキーショルダーは3種類の最高のシングルモルトを選んでそれをブレンドしてつくっています。
ブレンドには、グレンフィディック・バルヴェニー・キニンヴィを使用。
この3種類のシングルモルトはどれも美味しく、その3種類を上手く調合してつくられたのが「モンキーショルダー」です。
特徴③バーボン好きのためのスコッチウィスキー
モンキーショルダーはバーボン好きをスコッチウィスキーに誘い込むことを狙ってつくられたブレンデッドモルトで、熟成にはアメリカ産のオーク樽を使用しています。
また、リリースの際にはそのクリーンな味わいがカクテルベースに最適だと大々的に宣伝されて人気となりました。
モンキーショルダーのボトル
モンキーショルダーのボトルをじっくり観察していきます。
ちなみにモンキーショルダーのトレードマークである3匹のサルは、ボトルの左肩だけでなく他にもたくさん隠れています。
全部数えると何匹いるでしょうか?(答えはこの章の最後に)
正面
まずは正面から見てみます。こんな感じです。
遠くから見ると左肩の3匹のサルはクリップのように見えますね。
少し丸みを帯びた形状で、ラベル左下には「BATCH27」と書かれており、27樽のバッチでブレンドしているという意味です。
左肩の金属製のサルだけでなく、ラベルの右下にも3匹のサルが隠れています。
トレードマークの3匹のサルはこんな感じです。
近くで見るとちゃんとサルの形だとはっきりわかります。
側面
横から見るとこんな感じです。
背面
裏側はラベルが貼ってあり、ちゃんと原材料名はモルトのみ。
底面
実はボトルの底にも3匹のサルが隠れています。
キャップ
キャップも3匹のサルが刻まれています。
以上、1本のボトルに3匹のサルは合計9匹いました!(今回はカウントしていませんが、キャップのラベルをはがすとその中にも...)
モンキーショルダーを飲んだ感想
実際にモンキーショルダーを色々な飲み方で飲んでみました。
ストレート
色は琥珀色。
スモーキーな香りは控えめでライトタイプの軽い味わいですが、味に奥行きがあるため飲み飽きない印象です。
飲みやすいのですぐに空になってしまいました。
ロック
アルコールの荒さはありますが、スムースで比較的飲みやすいです。
少し甘みとフルーティーさが感じられます。
水割り
やさしい味わいでまろやかで飲みやすいです。
ウィスキー1:水2~3くらいで割ると、しっかりとモンキーショルダーの味わいが感じられて美味しいのでおすすめです。
ソーダ割
爽やかですっきりとした飲み口です。
スコッチらしい適度なスモーキー香とモルトの風味が感じられて美味しい1杯。
スコッチウィスキー初心者にもおすすめ。
モンキーショルダー商品概要
- 種類:ブレンデッドモルトウィスキー
- 原料:モルト
- 容量:700ml
- アルコール度数:40%
- 原産国:スコットランド
- メーカー:ウィリアムグラント&サンズ社
- モンキーショルダーHP:http://www.monkeyshoulder.jp
テイスティングノート
香り:デリケートな花の香りはピリッとしたシトラス・オレンジと桃やアプリコットのやさしいフレッシュ果実の香りと絶妙に混ぜあった感じ。そして、ほのかに蜂蜜とスパイシーオークの香りがバニラのリッチな甘さに隠されている。
味:程よい甘さと、リッチなバニラの味わい。黒糖とクリーミーなタフィーはバランスの取れたオークとちょっとしたシナモンやナツメグといったスパイスの味がする。
フィニッシュ:非常にスムーズで口の中に広がるほのかな甘さ。そのまま楽しむと滑らかでリッチな感じ。
これは他のミックスとも非常に相性がいいウィスキーである。カクテルにしてまた違う味を楽しめる。
出典:モンキーショルダーHP
モンキーショルダーを買うならどこがおすすめ?
モンキーショルダーの価格帯は大体3000円~4000円くらいです。
Amazon.co.jp/楽天市場/Yahoo!ショッピングの中では送料を合わせるとAmazon.co.jpが最安値でした。
Amazon.co.jpでは通常の注文と定期おトク便での注文があり、通常の注文で3,420円、定期おトク便で3,249円です。(2021/5/1現在)
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モンキーショルダーに使用されているウィスキー
モンキーショルダーは3つのモルトウィスキーがブレンドされていると説明しましたが、その3つグレンフィディック/バルヴェニー/キニンヴィについて簡単に説明します。
グレンフィディック
1963年に初めてシングルモルトとして販売されたスコッチウィスキー。
洋梨のようなフルーティーな味わいで飲みやすく、スモーキーな香りはほどよく初めてスコッチウィスキーを飲む方におすすめの1本。
バーには必ずと言っていいほど置いてあるスタンダードなウィスキーで、かくゆう私も初めて買ったウィスキーで思い入れのある銘柄です。
バルヴェニー
バーボン樽で熟成後、さらにシェリー樽でも熟成させており、2種類の樽で熟成させているのが特徴です。
ライトなタイプですが味に深みとコクがあり、スコッチウィスキーを飲み慣れたころにおすすめの1本。
ジャパニーズウィスキーの山崎に味わいが似ています。
キニンヴィ
極少量生産でなかなか出回ることがなく、最も入手困難なモルトのひとつとなっています。
モンキーショルダー好きにおすすめのウィスキー3選
モンキーショルダーが好きな方におすすめのウィスキーを3つ選んでみました。
今回は、軽いタイプのブレンデッドウィスキーと、重いタイプのブレンデッドウィスキー1本を紹介します。
知多
軽やかな味わいのブレンデッドで、ハイボールにおすすめのジャパニーズウィスキーです。
モンキーショルダーと比べるとコクと深みはないですが、クリーンですっきりと飲みやすいタイプとなっています。
ウィスキー初心者におすすめ。
イチローズモルト ホワイトラベル
こちらもブレンデッドウィスキーで、イチローズモルトという人気のジャパニーズウィスキーです。
埼玉の秩父の蒸留所で製造されており、軽やかでクセがあまりないため飲みやすいウィスキーとなっています。
重厚感が好きな方には物足りなく感じるかもしれないですが、ライトなタイプのウィスキーが好きな方にはおすすめです。
ザ・ニッカ
ニッカのブレンデッドウィスキーで、上記2つの知多とイチローズモルトよりもコクがあり、飲みごたえがあります。
モンキーショルダーもいいけど、もっとずっしりと重厚感のある味わいが欲しい方におすすめです。
竹鶴の味わいに似ています。
スコッチウィスキーのブレンデッドと言えばモンキーショルダー!
以上、モンキーショルダーの特徴と味わい、おすすめのウィスキーなどを紹介しました。
モンキーショルダーはスモーキーな香りはそこまでなく、ライトで飲みやすいスコッチです。
ロックや水割り、ソーダ割だけでなく、ジンジャエール割やその他カクテルのベースとして飲むなど色々な飲み方が楽しめる1本となっています。
原酒であるグレンフィディックやバルヴェニーと飲み比べてみるのも面白いですね。
スコッチウィスキーのブレンデッドを試すなら、まずはモンキーショルダーを飲んでみるといいと思います。