口の中で完成させるカクテルともいわれるニコラシカ。レモンと砂糖の酸味、甘みに加え、ブランデーの芳醇な香味がおいしい一杯です。
ニコラシカの由来
ニコラシカの誕生には諸説あるので、これが正しいというのはわかっていません。
- 帝政ロシアの皇帝ニコライ二世(1894~1917)は、常にレモンとともにウォッカを一気飲みしていた。そのウォッカがいつのまにかブランデーにかわっていたという説。
- ドイツのハンブルクで誕生したという説。
ニコラシカのレシピ
材料
- ブランデー ショットグラスorリキュールグラス 1杯分(8~9分目くらい)
- レモンスライス1枚
- 砂糖2~3tsp(上白糖を使用。)
※レモンを切る時は、できるだけキレ味がいい包丁で、繊維を傷めないように切るのがおすすめです。
※砂糖は、上白糖が固まりやすいので形がきれいにできます。グラニュー糖でもいいですが、その場合は固まらないので、レモンスライスにのせるだけで大丈夫です。
ニコラシカのつくり方
1.下準備
レモンを1枚スライス。
メジャーカップの30mlの方に、砂糖を1~2tsp入れる。
(15mlのメジャーカップがあれば、それを使用してもいいです。)
バースプーンで押し固めて成型する。
2.材料を注ぐ。
ショットグラスやリキュールグラスにブランデーを注ぐ。
レモンスライスをグラスの上にのせ、その上から砂糖が入ったメジャーカップを逆さに被せる。
3.完成。
メジャーカップを外して、完成。
少し傾いて、斜め被りみたいにおしゃれになりました。
ニコラシカの飲み方
どうやって飲むんだろう?と疑問に思う方もいると思うので、このカクテルの飲み方を簡単に説明します。
- 砂糖がのっているレモンスライスをそのまま口の中に運びます。
- 何度か口の中で噛むと、レモンと砂糖が混ざりあい、酸味が落ち着いてきます。
- 落ち着いてきたところでブランデーを一気に口に流し込みます。
- 酸味と甘みがブランデーと合わさり、芳醇な甘酸っぱいカクテルが完成します。
- その味わいを楽しんだら飲み込み、鼻の奥から抜ける香り、口に残った芳醇な後味の余韻に浸ります。
人それぞれ色々な飲み方があると思います。
罰ゲームのように一気に飲むのもいいですが、ゆっくり味わうのもまた違う楽しみ方のひとつです。
ニコラシカを飲んだ感想
レモンの酸味と砂糖の甘味、ブランデーの芳醇な香味が合わさり、満足感のある一杯でした。
食後やお酒の締めにピッタリで、最後に口の中に残る香りが、なんとも言えない至福のひとときを演出してくれます。
お酒が苦手な方はきついかもしれませんが、好きな方には是非試してもらいたいカクテルです。
アルコール度数:約40度
使用した銘柄
ブランデー:バロン オタールVSOP
ミディアムボディで、スムースな味わいのブランデーです。