こんばんは!
今回は、世にも奇妙な、色が変わるジンをご紹介します。
このジンは、鮮やかなインディゴブルーの色をしており、トニックウォーターを注ぐことで紫~ピンク色に変化します。
なぜこのような変化が起こるのでしょうか?
目次
エンプレス1908ジン
カナダで最も有名な蒸留所のひとつ「ヴィクトリア蒸留所」と、
ヴィクトリア州にある老舗「ザ・フェアモント・エンプレス・ホテル」とのコラボで生まれたジンです。
このジンは、ワールド・ジン・アワード2018で賞をとっており、世界にも認められています。
インディゴブルーの色合いは、ザ・フェアモント・エンプレス・ホテルのハウスブレンドで使用されているバタフライピーの花から抽出されています。
使用されているボタニカルは8種類で、全て天然素材であり、着色料は使われていません。
なぜ色が変化するのか?
ボタニカルで使用されているバタフライピーに秘密があります。
このバタフライピーにはアントシアニン色素というものが含まれており、アルカリ性溶液で青色なのですが、
そこにトニックウォーターが加わることで酸性となり、色が変化するという、
意外とシンプルな理由です。
このアントシアニンは、ポリフェノールの一種で、目の疲れやアンチエイジング効果もあります。
使用ボタニカル8種
- ジュニパーベリー
- バタフライピーの花
- フェアモント・エンプレス・ブレンドティー
- グレープフルーツの皮
- コリアンダーの種
- ローズペタル
- 根生姜
- シナモン樹皮
この計8種類が、ジンの蒸留に使用されています。
エンプレス1908ジンを飲んだ感想
ジン特有の、ジュニパーベリーの香りよりも、お花の香りが強いです。
「飲む香水」のようで、甘さはあまりなく、グレープフルーツの苦みがあります。
少しクセがあるので、ストレートやロックで飲むのは厳しい印象。
では、どうやって飲むのが美味しいか、考察していきました。
エンプレス1908ジントニック
トニックで割ってみましたが、まだクセが強いです。
エンプレス1908ジンフィズ
ジントニックよりは美味しく飲めましたが、まだクセを感じます。
エンプレス1908ジンモーニ
ジン+グレープフルーツ+トニックウォーターで作りました。
このジンのクセがなくなり、グレープフルーツの風味が際立った、さっぱり美味しいカクテルに仕上がりました。
エンプレス1908ジンのボタニカルの中に、グレープフルーツの皮が入っているため、うまく調和して、グレープフルーツの風味が引き立ったのだと思います。
結論
独特なお花の香りが好きな方には、好評かもしれませんが、好き嫌いは分かれるジンです。
筆者が試した中では、グレープフルーツとトニックウォーターで割るのが美味しい飲み方です。
色がきれいで、インスタなどのSNSにも映えるので、そういった面ではおもしろいジンだと思います。
試しに買ってみようと思う方には、リンク貼っておきますので、挑戦してみてください。
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