ブランデーのイメージ画像。

カクテルにおすすめのブランデー5本!飲んだ感想・ランキング・カクテルレシピ

今回は、カクテルにおすすめのブランデーを紹介します。

ブランデーはストレートで飲まれることが一般的かと思いますが、カクテルにするとまた違った味わいが楽しめます。

この記事では、オーセンティックなバーなどでよくカクテルのベースに用いられるようなブランデーを5本、実際に飲んだ感想をまじえてお伝えしていきます。

カクテルづくりの参考になれば幸いです。

ブランデーとは

ブランデーのイメージ画像。
ブランデーのイメージ画像

お酒をよく知らない方は、ウィスキーとブランデーの違いもいまいちピンとこないのではないでしょうか。(わたしも最初はそうでした)

また、ブランデーはブランデーでも、コニャックや、アルマニャックなどいろんな種類があります。

ブランデーとウィスキーの違いや、どんな種類があるのか、等級についてみていきます。

ブランデーとウィスキーの違い

ウィスキーの主原料は大麦やトウモロコシなどの穀物系ですが、ブランデーの主原料はブドウやリンゴなどの果実系になります。

香りや味わいはまったく違ったものになり、それぞれによさがあります。

ブランデーの種類

カルヴァドスのイメージ画像。
カルヴァドスの画像

ブランデーをつかったカクテルでもっとも一般的に使用されるのは「コニャック」という種類になります。

そのほかカクテルブックで見かけるのは、カルヴァドスやキルシュ、ピスコが多い印象があります。

ブランデーの種類

  • コニャック:フランスのコニャック地方でつくられるブランデー。白ブドウが主原料で、最低2年以上樽熟成させています。
  • アルマニャック:フランスのアルマニャック地方でつくられるブランデー。白ブドウが主原料で、最低1年以上樽熟成させています。
  • フレンチブランデー:フランス産のブランデーの総称ですが、コニャックととアルマニャック以外のブランデーを指すことが多い。
  • アップルブランデー(カルヴァドス):リンゴを主原料につくられるブランデー。その中でもフランスのノルマンディー地方でつくられるものをカルヴァドスといいます。
  • キルシュバッサー(キルシュ):ドイツのシュバルツバルト地方でつくられるブランデー。さくらんぼが主原料で、フランスのアルザス地方ではキルシュとよばれます。
  • ピスコ:ペルー原産のブドウ果汁を発酵させてできたワインを蒸留してつくられたブランデー。

ブランデーの等級(ランク)

ブランデーは、VS/VO/VSOP/XOなど、熟成年数によってランクづけされており、ランクが高いほど金額が高額になります。

とはいえ、ランクが高いXOでもブランドによって安かったり、VSやVSOPというランクが下のほうでも、ブランドによっては高額なものもあります。

熟成年数によって等級がかわってくるので、一般的なブランデーの等級を紹介します。

等級

  • スリースター:熟成2年以上
  • V.S.(Very Special):熟成年数4〜7年
  • V.S.O.P(Very Special Old Pale):熟成年数7年〜10年
  • ナポレオン:熟成年数12年〜15年
  • X.O.(Extra Old):熟成年数20年〜25年

コニャック5つのブランド比較

カクテルでよく使用されるイメージのあるブランデー(コニャック)5本の特徴や感想を紹介します。

製品名芳醇さ香り力強さ
ヘネシーV.S.
マーテルV.S.
クルボアジェV.S.O.P.
カミュV.S.O.P.
レミーマルタンV.S.O.P.

ヘネシーV.S.

ヘネシーのイメージ画像。

どっしりと力強い味わいで、芳醇な香りもしっかりと感じられる印象です。

アルコールの刺激は強めでパンチがあります。

シェイクをしすぎても味がくずれにくいため、カクテル初心者におすすめです。

ヘネシーV.Sにはバランスがとれ、短期間でそのポテンシャルを開花させた、繊細で洗練されたオー・ド・ヴィーが注意深く選ばれます。その大半はフレンチオークの新樽で熟成され、トーストのようなキャラクターにフルーティさ、ブラウンシュガーやクリームブリュレのような味わいが合わさり、繊細でありながら表情豊かなコニャックとなります。ヘネシーV.Sはストレート、ロック、ミキサードリンクでも楽しめるコニャックです。

出典元:ヘネシー公式サイト
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マーテルVS シングルディスティラーズ

マーテル

軽いボディでなめらかな舌ざわり、味わいはフルーティな印象です。

アルコールの刺激はあまりなく、クセが少ないタイプだと思います。

主張がひかえめなので、お酒のガツンとした感じが好きな人には物足りなく感じられるかもしれませんが、お酒感がひかえめな方が好きな方にはおすすめです。

マーテル独自の製法によって生まれる繊細さ、きめ細かいオーク樽がもたらすタンニンを感じ取ることができる、マーテルの定番コニャックです。 単一蒸留所で造られる、同じ性質のオー・ド・ヴィーのみでブレンドすることで、蒸留所の特性である「なめらかでフルーティ」さが強調された味わいになり、リッチなハーモニーを生み出しています。

出典元:マーテル公式サイト
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カミュVSOP

カミュ

香りが華やかでやわらかく、上品な味わいが特徴的です。

アルコールの刺激はそこまで強くない印象です。

華やかで上品な味わいなので、カクテルにすると味がくずれやすく、カクテルづくりになれていないと扱いが難しいかもしれません。

特にハードシェイクで力強くふりすぎると、カミュの香味がうすまるやすいです。

フローラルなアロマが織り成す絶妙なハーモニー。ソフトでフルーティな香りに加え、オークの香りもほんのりと漂います。

出典元:カミュ公式サイト
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クルボアジェVSOP

クルボアジェの画像。

芳醇な香りとまろやかな味わいが特徴的です。

どっしりとした力強い感ずではなく、熟成感があり深い味わいという印象をうけます。

アルコール感はしっかりありますが、まろやかでバランスのとれた味わいなので、カクテルづくりにもちょうどいいと思いました。

フルーティさに富み、熟成感にすぐれまろやかな香味。重過ぎず飲み飽きない味わい。

出典元:クルボアジェ公式サイト

レミーマルタンVSOP

レミーマルタンの画像。

芳醇で力強さもあり、しっかりと厚みのある味わいが特徴です。

ブランデー特有の芳醇さに加えて甘いバニラのような香りも感じられます。

アルコール感の刺激は強めで味わいがしっかりとしているので、カクテルにしてもバランスがくずれにくく使いやすいという印象です。

力強さとエレガントなアロマを完璧なバランスで体現しています。
これはセラーマスターによる、芸術的なブレンディングの象徴です。

出典元:レミーマルタン公式サイトより
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カクテルにおすすめのブランデーランキング

紹介した5種類のブランデーで、カクテルにおすすめだと思ったものを勝手にランキングにしました。

※個人的な好みが入ってきますのでご了承下さい。

1位 クルボアジェVSOP

個人的に一番カクテルにいいと思ったのは、クルボアジェVSOPです。

芳醇でまろやか、バランスがいい印象をうけたので、カクテルにしても味がくずれにくく使いやすいと感じました。

カクテルだけでなく、ストレートやロックで飲んでもいいと思います。

2位 レミーマルタンV.S.O.P.

2位はレミーマルタンを選びました。

甘いバニラのような香味で、力強いしっかりとした飲みごたえがあります。

そのまま飲んでもいいですし、カクテルにしても芳醇な香りは失われないので使いやすいです。

今回紹介したブランデーの中では少し値段が高めではあります。

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3位 ヘネシーV.S.

上位2種類のブランデーよりは、芳醇な香りという面ですこし劣りますが、しっかりとした力強い存在感があります。

ストレートやロックで飲むには、アルコールの刺激が強く荒すぎる気はしますが、カクテルには最適です。

カクテルに使用しても味がうすまりすぎず、どんな割材ともあわせやすいのではないでしょうか。

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おススメの飲み方

ブランデーベースのおすすめカクテル

ブランデーを使ったおすすめのカクテルをいくつか紹介します。

>>ブランデーカクテルをもっと知りたい方はこちらの記事へ

フレンチコネクション

完成したブランデーカクテル、フレンチコネクションの画像。
カクテル名フレンチコネクション
カクテルタイプロングカクテル
技法ビルド
テイスト甘口
琥珀色
アルコール度数約33度
材料ブランデー:40ml
アマレット:20ml
カクテル言葉妄想力豊かな不思議な世界の住人・秘めた心

ブランデーの芳醇な香りとアマレットの甘みが濃厚な味わいです。アルコール度数は強いので、甘めでお酒に強い人には特におすすめです。

>>フレンチコネクションをもっと詳しく

アレキサンダー

完成したブランデーカクテル、アレキサンダーの画像。
カクテル名アレキサンダー
カクテルタイプショートカクテル
技法シェイク
テイスト中甘口
クリーム色
アルコール度数約20度
材料ブランデー:30ml
ブラウンカカオリキュール:15ml
生クリーム:15ml
カクテル言葉完全無欠・初恋の思い出

ブランデーベースでは人気のカクテルのひとつです。上品な甘みのデザートカクテルとして、食後におすすめです。

サイドカー

完成したブランデーカクテル、サイドカーの画像。
カクテル名サイドカー
カクテルタイプショートカクテル
技法シェイク
テイスト中甘口
黄色
アルコール度数約30度
材料ブランデー:30ml
ホワイトキュラソー:15ml
レモンジュース:15ml
カクテル言葉いつも二人で

ブランデーベースで人気のカクテルのひとつです。柑橘系のリキュールとジュースがブランデーと相性がよく、非常においしい味わいでおすすめです。

ニコラシカ

完成したブランデーカクテル、ニコラシカの画像。
カクテル名ニコラシカ
カクテルタイプショット
技法シェイク
テイスト甘口
琥珀色
アルコール度数約35度
材料ブランデー:30ml砂糖:適量レモンスライス:1枚
カクテル言葉覚悟を決めて

飲み方は砂糖とレモンをそのまま口に運び、何度か噛んで砂糖とレモンが合わさりレモンの酸味が落ち着いてきたところで、ブランデーを口にふくませてゆっくり飲みこみます。口の中でつくるカクテルで、ブランデーの余韻が心地いい一杯です。

>>ニコラシカをもっと詳しく

B&B(ビーアンドビー)

完成したブランデーカクテル、B&B。
カクテル名B&B
カクテルタイプシューターカクテル
技法プースカフェ
テイスト甘口
二層
アルコール度数約40度
材料ブランデー:20ml
ベネディクティン:20ml
カクテル言葉激しい恋

つくり方は2パターンあり、プースカフェスタイルといって、比重が違うお酒を順番に注ぐことで層をつくるタイプと、ロックグラスに材料を注いでステアするパターンがあります。濃厚な甘さが美味しく寝酒におすすめです。

>>B&Bをもっと詳しく

ホーセズネック

完成したホーセズネックの画像。
カクテル名ホーセズネック
カクテルタイプロングカクテル
技法ビルド
テイスト辛口
茶色
アルコール度数約8度
材料ブランデー:45ml
ジンジャエール:適量
レモンスパイラル
(らせん状にむいたレモンの皮)
カクテル言葉運命

レモンの皮をらせん状にむき、それを飾ったブランデーのジンジャエール割です。馬のような首の形で、すっきりと飲みやすいカクテルとなっています。

>>ホーセズネックをもっと詳しく

最後に

今回はカクテルにおすすめの有名なブランデーを比較してみました。

私はお酒が大好きで濃厚な味わいが好みなので上記ランキングになりましたが、好みは人それぞれ。

上品で華やかな、アルコール感があまりないお酒が好みの方は、カミュVSOPをおススメしますし、アルコール臭が苦手な方には、マーテルVSが合うと思います。

この記事が、お酒選びの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

-ブランデー

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