オランダの伝統ジンである「ボルス ジュネヴァ」。
- 飲んだことがない
- どんなジンか知りたい
- このジンがどんな味なのか気になる
という方へ、ボルス ジュネヴァの特徴や実際に飲んだ感想、おすすめカクテルやこんな人におすすめ!ということを詳しく解説します。
最初に軽くお伝えしておくと、このジンは「ウィスキーとウォッカの中間」という味わいでした!
目次
ボルス ジュネヴァ:製品概要
「ボルス ジュネヴァ」は、世界的にも有名なリキュールの大手メーカー「ボルス社」が製造しています。
輸入販売元はアサヒビールで、アサヒの公式HPはこちらです>>アサヒ ボルスジュネヴァの公式HP
英語ですが、ボルスの公式HPはこちらです>>ボルス 公式HP
製品名 | ボルス ジュネヴァ |
品目 | ジュネヴァ ジン |
アルコール度数 | 42度 |
容量 | 700ml |
原産国 | オランダ |
メーカー | ルーカス・ボルス社 |
ボタニカル | ジュニパーベリー/アンジェリカ/ コリアンダー/ ジンジャー/ ホップ/ アニス/ リコリス/ アンジェリカ/ クローブなど計22種 |
希望小売価格 | 3,850円(税抜) |
ボルス ジュネヴァ:特徴
ボルス ジュネヴァは、「ボルス」が社名で、「ジュネヴァ」というのが、ジンの種類の名前です。
ジンには大きく4種類あり、その中の1つ。
- ドライ ジン
- オールド トム ジン
- ジュネヴァ
- シュタインヘーガー
ボルス ジュネヴァがどんなジンなのか、特徴を3つにまとめてお伝えします。
特徴3つ
- ボルスのジュネヴァ商品化は最も古い1,664年
- ジュネヴァは麦がベースの味わい
- 世界中のバーテンダーが待ち望んでいた
ボルスのジュネヴァ商品化は最も古い1,664年
ボルス社がジュネヴァを商品化したのは1664年で、最も古いといわれています。
オランダで生まれ、その後アメリカに渡り、1880年代のアメリカのカクテル黄金期といわれた時代では、イギリスのジンの6倍もの販売量でした。
しかしながら、1,920年頃の禁酒法と第二次世界大戦後に流通しなくなり、オランダのローカルスピリッツとなります。
19世紀頃、アメリカのカクテル黄金期につくられたジンカクテルは、ジュネヴァを使ってつくられることも多かったそうです。
ジュネヴァは麦がベースの味わい
ジンは大きく4種類に分けられると説明しましたが、ジュネヴァが他のジンと大きく違う点は、麦がベースとなってつくられていることです。
ライ麦、小麦、トウモロコシを原料の蒸留酒をベースに、ジュニパーベリーや他のボタニカルをあわせています。
そのため、麦の芳醇な香りが特徴的で、一般のジンとは違う味わいに。
ジンと分類されていますが、「ジンであってジンではない」のがジュネヴァなんです。
世界中のバーテンダーが待ち望んでいた
今の黒いクールなボトルのボルス ジュネヴァはリニューアルされたもの。
1820年当時のレシピを再現し、2008年に販売されました。
当時は茶色い陶器のボトルでした。
バー業界ではクラシックカクテルと言われる、1800年代後半から考案されたカクテルが注目され、その当時よく使われていたジュネヴァを求めるバーテンダーが多くなったことをうけて再現されました。
ボルス ジュネヴァ:レビュー
ボルス ジュネヴァを実際に、オーソドックスなジンの飲み方5つで飲んでみたので、それぞれの感想をお伝えします。
ジン定番の飲み方
- ストレート
- ロック
- 水割り
- ソーダ割り
- ジントニック
ストレート
ストレートで飲んでみます。
麦が原料のベースとなるためか、ウィスキーのような味わいがやはりあります。
口当たりはやわらかく、アルコールのピリピリとした刺激は思ったよりもなく、飲みやすいです。
ロック
氷を入れてロックで飲んでみます。
ストレートで飲んだときよりもスッキリとした味わいで飲みやすくなります。
モルトのやさしい味わいで、飲んだ後にジュネヴァの甘みを感じます。
水割り
ジン1:水2.5くらいの割合で水割りにして飲んでみます。
水で割るとお酒感があまりなく、飲みごたえの面では少々物足りない印象です。
ほのかにモルト香があり、ストレートがきつく感じる方にはおすすめ。
ソーダ割り
ジンソーダにして飲んでみます。
ジン特有のジュニパーベリー感はあまりないです。
炭酸の爽やかさが加わり飲みやすいですが、モルト由来のウィスキーっぽい香味が後からきます。
ジントニック
ジンの定番カクテル、ジントニックにして飲んでみます。
クセのあるジントニックで、ウィスキーとウォッカを合わせてトニックウォーターで割ったようなイメージです。
好き嫌いがわかれそうな味わいで、独特な風味のジントニックになりました。
ボルス ジュネヴァ:おすすめカクテル
一般的なドライ ジンではなく、ジュネヴァでつくるジンカクテルがあるので紹介します。(アサヒ ボルスジュネヴァの公式HPを参照)
ダッチ・カリッジ
正確にはカクテルではないですが、アサヒの公式HPにのっていたので紹介します。
チューリップグラスにジュネヴァを注ぎ、両手を後ろにして口ですする飲み方をダッチ・カリッジといいます。
本場オランダ流の飲み方で、グラス、ジュネヴァどちらもよく冷やして飲むのがおすすめ。
オランダではこのジュネヴァのチェイサーとして、ビールがよく飲まれています。
ジュネヴァトニック
アサヒの公式ページに掲載されている、ジュネヴァでつくったジントニックです。
トニックウォーターの比率は1:3。
ライムではなくレモンを使用してつくります。
レシピ
オリジナルコリンズ
ジンフィズに似ているカクテルで、シェイクはしないので誰でも簡単につくれます。
さっぱり爽やかでおいしそうなカクテルですね。
レシピ
材料:
- ボルス ジュネヴァ60ml
- レモンジュース 30ml
- シュガーシロップ 15ml
- 炭酸水 Full up
つくり方:
- 氷で満たしたグラスに炭酸水以外を注ぎステア。
- 炭酸水を注ぎ、カットレモンをそえる。
ボルス ジュネヴァ:こんな人におすすめ
ボルス ジュネヴァがどんな人におすすめか、実際に飲んだ感想をもとにお伝えします。
ジン特有のジュニパーの香りは確かにありますが、それよりもウィスキーっぽいモルトの主張が強いため、ウィスキーが好きな人におすすめです。
オランダのジュネヴァといえばまっさきに出てくるのがボルスのジュネヴァなので、初めてジュネヴァに挑戦する方が選ぶならこれ!
クセがあるので好き嫌いわかれると思いますが、いつもと違う、ちょっと変わったジンを飲みたい日にいかがでしょうか。
ボルス ジュネヴァ:ネットの口コミ・評判
ネットでの口コミ・評判をまとめました。
口コミを調べましたが、ジュネヴァ自体の認知度が低いため、あまり多くはありませんでした。
そんな中でも高評価の方が多い印象です。
ジンっぽくないので、ジンが苦手な方がおいしいと感じたり、独特な味わいが苦手だと感じる人もやはりいるみたいです。
購入時の参考にしてもらえればと思います。
ボルス ジュネヴァ:まとめ
ボルス ジュネヴァの特徴や飲んだ感想、おすすめカクテル、こんな人におすすめ、ネットの口コミなどを紹介しました。
分類はジンですがジンっぽくなく、ウィスキーとウォッカが合わさったような味わいなので、普通のジンと思って買わないように要注意です。
ボトルが透き通ったブラックでかっこいいので、見た目が気に入った、贈り物にいいかもという理由で買ってみるのもいいと思います。
この記事を読んで、
ボルス ジュネヴァがどんなジンなのかわかった!
購入の参考になった!
という方がいらっしゃれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。