ドライベルモット4種類の画像。

【ドライベルモット4種飲み比べ】特徴・おすすめ銘柄・飲み方を徹底解説!

「ドライベルモット」がどんなお酒なのかよくわからない。

ドライベルモットを買おうと思っても、情報が少なくどれを選べばいいのかわからない。

どんなお酒なのか、どの銘柄を選べばいいのかわからないですよね。

そんな方へ、ドライベルモットとはそもそもどんなお酒なのか、4種類の代表銘柄を飲み比べた感想、ドライベルモットのおすすめの飲み方などを詳しく解説します。

スイートベルモットの飲み比べはこちらの記事で紹介しています。

スイートベルモット4種類のボトル画像。
【スイートベルモット4種飲み比べ】特徴・おすすめ銘柄・飲み方を徹底解説!

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ドライベルモットとは

ベルモットの説明イメージ画像。

ドライベルモットとは、ベルモットというお酒の種類のひとつで、白ワインをベースにハーブとスパイスを配合してつくられる「フレーバードワイン」に分類されます。

ワインの1種ということもあり、主にフランスやイタリアで多く生産され、有名な定番ボトルもほとんどがそちらの地域となります。

アルコール度数は約14~20%前後で、通常のワインよりも少し度数は高め。

ベルモットの種類

ベルモットには大きく2種類、ドライベルモットとスイートベルモットがあります。

大きな違いは、ドライ=辛口、スイート=甘口と、味わいの違いです。

味わいは赤ワインと白ワインと同じくらい違うので、ドライベルモットとスイートベルモットを間違えて買わないように気をつけましょう。

おすすめのドライベルモット4選!実際に飲み比べてみた

ドライベルモットを飲み比べる画像。

ドライベルモットはいろいろな会社が販売していますが、今回はバーでカクテルとしても使われることが多い4種類を厳選して紹介します。

おすすめのベルモット4種

  1. チンザノ エクストラドライ
  2. マルティーニ エクストラドライ
  3. ノイリープラット ドライ
  4. ドラン ドライ

4種類のドライベルモットはどれも人気で、それぞれ特徴が異なります。

どのように違うのか、実際に飲み比べて感じた感想をお伝えします。

製品名甘味酸味香草感アルコール度数生産国容量参考価格
チンザノ エクストラドライ
チンザノ エクストラドライの画像。
18度イタリア1000ml約1,300円
マルティーニ エクストラドライ
マルティーニ エクストラドライの画像。
18度イタリア750ml約1.300円
ノイリープラット ドライ
ノイリープラット ドライの画像。
18度フランス1000ml約1,500円
ドラン シャンベリー ドライ
ドラン シャンベリードライの画像。
17.5度フランス750ml約2,000円

チンザノ エクストラドライ

チンザノ エクストラドライを注いだ後の画像。

1757年創業のチンザノ社は、イタリアを代表するベルモットで一番有名です。リーズナブルでカクテルにも合わせやすく、居酒屋からバーまで幅広く使用されています。

レビュー

色はほぼ透明で、味わいは4種類の中では2番目にドライ(辛口)な印象。

甘さひかえめで酸味を強く感じました

ハーブやスパイス由来の香草感はそこまでなく、辛口タイプのドライベルモットです。

香味グラフ
甘さ
1
酸味
3
香草感
2

マルティーニ エクストラドライ

マルティーニ エクストラドライを注いだ後の画像。

マルティーニは1863年創業のイタリアの老舗ブランドです。リーズナブルでお手頃価格で、チンザノの知名度には少し劣りますが、ベルモット販売の代表ブランドのひとつ。

レビュー

お酒の色はかなり黄色がかってます。

味わいとしては、ハーブやスパイス由来の香草感がひときわ強く、甘味と酸味はほどよくある感じです。

4種類の中では一番香草感が強いドライベルモットでした。

香味グラフ
甘さ
2
酸味
2
香草感
5

ノイリープラット ドライ

ノイリープラット ドライを注いだ後の画像。

1813年にフランスで誕生し、カクテルをつくるときにこのドライベルモットを使うバーテンダーは多く、コクがあるので料理にも使用されます。

レビュー

お酒の色は、マルティーニと同じくらい黄色がかっていました。

味わいとしては、香草感はしっかりあるけど、マルティーニよりわずかに弱め、甘味と酸味4種類の中でも強め。

個人的には一番濃い味のドライベルモットだと感じました。

香味グラフ
甘さ
3
酸味
3
香草感
4

ドラン シャンベリー ドライ

ドラン シャンベリードライを注いだ後の画像。

1821年にフランスでレシピが発明され、AOCというフランスの品質保証を受けているのでその品質は国のお墨付き。

このドライベルモットをカクテルに使うバーテンダーも多いですが、値段は4種類の中で一番高いです。

レビュー

お酒の色はチンザノと同じくらいで、ほぼ透明色です。

味わいとしては、4種類で一番ドライで、甘味・酸味・香草感は控えめな印象です。

単体で飲むと物足りないかもしれませんが、カクテルの副材料として、ベースのジンなど本来の味を際立たせるならドランが一番適していると感じました。

香味グラフ
甘さ
1
酸味
2
香草感
1

総評:こんな人にはこの銘柄がおすすめ!

チンザノは甘みがほぼなく一番辛口で、あと味がすっきりしていました。

マルティーニはハーブや薬草の香りが好きな人におすすめです。

ノイリープラットが一番味がしっかりと感じられ、コクがありました。

ドランは上品な風味で、甘みと酸味、香草感はひかえめな印象です。

どれが自分にあっているのかは、その人の好みや飲み方によっても変わるので参考にしてみてください。

私個人は、ベルモットの味を楽しみたいなら「ノイリープラット」。
マティーニなどのカクテルで使うなら「ドラン」を選びます。
こんな人にはこのボトルがおすすめ!

チンザノ エクストラドライ:

・濃い味が苦手

・酸味つよめで、甘さひかえめがいい

・価格をできるだけ安くおさえたい

マルティーニ エクストラドライ

・香草感つよめで、甘さと酸味はほどよい味わいがいい

・価格を安くおさえたい

ノイリープラット ドライ:

・コクがあり、濃い味が好き

・香草感がありつつ、甘さと酸味もしっかり感じれる味わいがいい

ドラン シャンベリー ドライ

・濃い味は苦手。

・甘さ、酸味、香草感、どれも控えめで、スッキリと飲める味わいがいい

・カクテルづくりで、ベースのお酒の味わいを生かしたい

ドライベルモットおいしい飲み方・カクテル

ドライベルモットはどのように飲めばいいか、おいしい飲み方を紹介します。

じっくり味わうなら【ロック】

ドライベルモットロックの画像。

バーでよく飲まれる飲み方が、ドライベルモットのロック。

ワインの気分だけど、少しクセがあって度数が強い方がいい。という人におすすめです。

炭酸とともにすっきりと飲みたいなら【ソーダ割り】

ドライベルモットのソーダ割りの画像。

炭酸ですっきりと飲みたい人におすすめ。

レモンをしぼってあげてもおいしいです。

お酒単体としてはもちろん、イタリアンやスペイン料理など、食事と一緒に飲んでもいいですね。

カクテルとして楽しみたいなら【トニック割り】

ドライベルモットのトニック割りの画像。

ドライベルモットのトニックウォーター割りはかなりおすすめ。

トニックウォータの甘みと苦味が、ドライベルモットの酸味とマッチし、飲みごたえのあるおいしいカクテルに仕上がります。

あまり知られていないですが、ドライベルモットを買ったら試してみてほしい飲み方です。

ただのロックじゃ物足りないなら【ハーフ&ハーフ】

ベルモットのハーフ&ハーフの画像。

ドライベルモットだけだと、辛すぎる。もう少し甘いほうがいい人にはハーフ&ハーフという飲み方がおすすめです。

ドライベルモットとスイートベルモットを、氷を入れたロックグラスに同量注いでステア。

ベルモット好きには人気の飲み方です。

カクテルでかっこよく飲むなら【マティーニ】

マティーニを注ぐ画像。

カクテルの王様とも呼ばれている「マティーニ」。

ジンとドライベルモットでつくられるカクテルで、自分でつくるのは少し難しいですが、バーに行ったら飲みたいカクテルです。

自分でつくってみたい方は、こちらで作り方を紹介しています。

>>マティーニ~カクテルの王様!辛口のジンベース~

まとめ:好みのドライベルモットを探そう!

これまで、ドライベルモットのおすすめ銘柄、飲み方やカクテルについて紹介しました。

ドライベルモットの種類はたくさんありますが、今回紹介したのはその中でも主要な4種類となります。

購入の際のお役に立てれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

-リキュール

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