この記事では、プロのバーテンダーも使っている、おいしいカクテルをつくるためのテクニックを6つ紹介します。
- 家でおいしいカクテルをつくりたい
- 上手にカクテルをつくれない
という方は、簡単なので参考にしてみてください。
目次
おいしいカクテルとは?
人それぞれ好みが違うので、一概(いちがい)においしいカクテルはこれだ!という正解はありません。
でも、「味が薄い・ちゃんとまざっていない・変な雑味がある」カクテルはあまりおいしいとは言えないですよね。
そのようなカクテルをつくらないために、プロのバーテンダーが意識していることがあります。
今回紹介する「プロも実践しているカクテルづくりのポイント」で、劇的にカクテルの味がおいしくなるので確認しておきましょう。
おいしいカクテルづくりのポイント6選
おいしいカクテルをつくるために、プロも実践しているテクニックはこちらです。
それでは、一つずつ解説していきます。
材料をあらかじめ冷やしておく
カクテルに使う材料は、基本的に冷やしておくのがいいです。
ジンやウォッカ、ラム、テキーラなどの40度くらいあるスピリッツは、できれば冷凍庫で保管しておくのがおすすめ。
もしスペースがない!というときは、小さめの瓶に小分けして保管するのもひとつの方法です。
冷凍庫に入らなければ、冷蔵庫で冷やしましょう。
炭酸水、トニックウォーターなどの割材も同様に、冷えたものがいいので、冷蔵保存しておきます。
ポイント
カクテルをつくるときは氷を使いますが、材料の温度が高いと氷に注いだときにそれだけ氷が溶けやすくなります。
「氷が溶ける=味がうすくなる」ため、できるだけ冷えた材料を使うのがポイントです!
ちなみに、アルコール度数40度以上のお酒は冷凍庫で保管しても凍らないので安心してください!25度くらいだとシャーベット状になります。
透明な氷を使う
カクテルに使う氷は、家の製氷機でつくるものではなく透明な氷を使うとより美味しくなります。
製氷機でつくられた氷は不純物がまざっているため、白くにごり、雑味があります!
この不純物がカクテルの味をじゃましてしまうため、製氷機の氷よりも透明な氷がおすすめです。
コンビニやスーパーでも売っていますが、家でも簡単に透明な氷はつくれます。
詳しいつくり方はこちらの記事で紹介しています。
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自宅で簡単!透明な氷の作り方【写真付き】
続きを見る
お酒を冷やして炭酸飲料を注ぐ
炭酸カクテルをつくるときには、グラスに注いだお酒は、氷を回して冷やしておくといいです。
例えばハイボールをつくるとき、グラスに氷を入れてウィスキーを注いで炭酸水を注ぎますよね。
炭酸水を注ぐ前にお酒を冷やしておくと、注ぐときに炭酸がぬけにくくなります。
ポイント
炭酸水の炭酸は温度差にとても弱く、ウィスキーが常温の状態で冷えた炭酸水を注ぐと、炭酸がぬけてシュワシュワ感が落ちたハイボールになります。
ウィスキーを氷を入れたグラスに注いで一度氷を回して、そのあとに冷えた炭酸水を注ぐのがポイントです!
割材はなるべく氷にあてないように注ぐ
ハイボールやジントニックなどをつくるとき、グラスに氷を入れてお酒を注ぎ、ステアした後に炭酸水やトニックウォーターなどの割材を注ぎますね。
(割材・・・お酒を割って飲むための炭酸水やジュースなどの材料のこと)
炭酸水などの割材を注ぐときは、なるべく氷にあたらないようにお酒めがけて注ぐ。
そうすると、対流で自然にお酒と割材が混ざりあいます。
ポイント
割材を注ぐときに氷にあたると、氷がクッションとなるためお酒と割材がうまくまざりません。
グラスに氷を入れるとき、グラスと氷のあいだになるべくスキマができるように組み立てるのがポイントです!
それが難しいときは、おはしやバースプーンでスキマをつくってあげるとOK。
炭酸カクテルは軽くまぜる
炭酸カクテルのときは、基本的には氷を下から持ち上げるように、1、2回上下させるだけで大丈夫です。
かきまぜすぎるとせっかくの炭酸が抜けてしまいます。
ポイント
割材を氷に当てないように、直接お酒めがけて注げていたら、その時点でお酒と割材はほとんどまざっている状態です。
仕上げに軽くまぜる感覚で氷をしたから持ち上げるようにして1、2回上下させる。
プロのバーテンダーもやっているテクニックです。
ちなみに、このまぜる技法を専門用語で「ビルド」といいます。
ビルドのことをもっと深く知りたい方はこちらの記事で解説しています。
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【知識編】カクテルのつくり方|ビルドとは?ステアとの違い・ポイントを徹底解説
続きを見る
グラスにこだわる
テクニックというわけではありませんが、グラスにこだわるとカクテルがよりおいしくなります。
実は、グラスの厚みで口あたりが変わり、アルコールの感じ方や味わいが変わってきます。
炭酸が入るカクテルをおいしく飲みたいなら、1つは持っておきたいのがうすはりグラス。
特にハイボールやジントニックなどの炭酸を使う爽快カクテルは、口が薄いグラスで飲むとよりさわやかに感じるのでおすすめです。
カクテルのグラスにはどんなものがあるのかを知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
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【種類別おすすめのグラス11選】(レビュー)カクテルグラスの種類・容量・素材も解説
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まとめ
以上、おいしいカクテルをつくるためのテクニックを6つ紹介しました。
「これからカクテルをつくりたい、おいしいカクテルがつくれない」という方は、今回のテクニックを確認してつくってみてください。
カクテルづくりのポイントまとめ
- 材料をあらかじめ冷やしておく
- 透明な氷を使う
- お酒を冷やして炭酸飲料を注ぐ
- 割材はなるべく氷にあてないように注ぐ
- 炭酸カクテルは軽くまぜる
- グラスにこだわる