国産クラフトジンをはじめて飲む方におすすめの銘柄を5種紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
- 通常のジンとクラフトジンの違いがわからない
- 国産クラフトジンをまだ飲んだことがない
- 定番の国産クラフトジンを知りたい
おすすめの国産クラフトジンを紹介する前に、まずはクラフトジンとはそもそもなんなのか?通常のジンとの違いを解説します。
目次
クラフトジンとは?
クラフトジンと通常のジンの違い
一昔前は、ジンはあまり人気がありませんでしたが、現在はジンブームとなり色々な蒸留所がジンを製造しています。
クラフトジン=「手作りでつくるジン」という意味で、職人がこだわってつくられたジンです。
クラフトジンについては、比較的新しい言葉なので明確な定義などはありません。
通常のジンとの一番の違いは、その香りや味わいの個性が際立っているところで、世界各地の食材やハーブ、スパイスなどを使ってこだわり抜いてつくられており、銘柄ひとつひとつにストーリーが存在します。
大手の会社から小さな蒸留所まで、思い思いのジンを製造しています。
国産ジン
世界各国でクラフトジンが製造されていますが、日本も同様です。
少し前まで日本国内でつくられているクラフトジンはほとんどありませんでしたが、現在は下は沖縄から上は北海道まで、たくさんのクラフトジンが販売されています。
そのため色々なジンがあり、どれを買うか迷うかもしれません。
そこで、まだ国産クラフトジンを飲んだことがない方に向けて、まずはじめに飲んで欲しいジンを紹介します。
定番の国産クラフトジン4選
国産クラフトジンは現在たくさん種類が販売されていますが、今回はじめて飲む方におすすめするのは、日本でクラフトジンブームとなる初期の段階から販売されており、現在までずっと人気が衰えないジンです。
それぞれのジンの特徴やどういう趣向の方におすすめなのかを解説します。
日本初のジン専門蒸留所がつくる京都のジン【季の美】
出典:京都蒸留所HP
日本初のジン専門の蒸留所として2015年に誕生した京都のジンです。
ドライジンに和テイストが加わっており、米を原料としてつくったスピリッツと老舗の玉露や無農薬の柚子、ヒノキや山椒などを使用しています。
ジンと和のテイストが調和し、口当たりがまろやかで飲みやすいです。
より和テイストが感じられるジンを楽しみたい方におすすめ。
おすすめの飲み方
ストレートやロック、ジントニックはもちろん、そこに山椒を少々振りかけたり、緑茶割で飲んでも美味しいです。
四季をイメージしたサントリー【ROKUジン】
出典:サントリー HP
サントリーが2017円に販売開始した国産クラフトジンで、日本の四季を表現しています。
桜の花、桜の葉、煎茶、玉露、山椒、柚子計6種の日本の素材を、旬な時期に収穫してつくられています。
飲み口は少し甘みがありスムースで飲みやすく、素材の味が重なりあって味わい深い印象です。
おすすめの飲み方
ストレートやロック、ジントニックはもちろん、生姜や山椒を添えたりマティーニなどのショートカクテルでもGood!
カフェジン
出典:NIKKA HP
ウィスキーでも有名なニッカが2017年に発売開始した国産クラフトジンです。
山椒、リンゴ、柚子やかぼすなどの和柑橘を使用し、カフェスチルという世界的にも珍しい蒸留機でつくられています。
複雑な香りとコクのある味わいが特徴的で、季の美や六ジンよりも個性は控えめなので、色々な飲み方が楽しめるジンです。
個性的な味わいよりも穏やかなクラフトジンを試したいという方におすすめ。
おすすめの飲み方
ロックやジントニック、ギムレット、フルーツカクテルなど色々な飲み方が楽しめます。
和美人
出典:本坊酒造株式会社HP
焼酎造りで有名な鹿児島の本坊酒造が、2017年に発売した国産クラフトジンです。
米焼酎からつくったスピリッツをベースに、キンカン、だいだい、けせんの葉、柚子、しそ、緑茶、月桃、生姜、レモンの素材を使用してつくられています。
ジンの味わいの中に力強い焼酎の風味と、米由来のまろやかな甘みがあり、鹿児島らしいジンという印象です。
普段よく焼酎を飲む方におすすめです。
おすすめの飲み方
ストレートやロック、ジンソーダやジントニックなどシンプルに合わせるのがおすすめです。
ジン4種のお得な飲み比べセット
紹介した4種類のジンを、通常よりも安い価格でセット販売しています。
1本ずつ購入するよりも4本一度に購入して飲み比べると、味の違いがより明確にわかると思います。
国産クラフトジンを飲み比べたいときにおすすめの4本セットです。
最近発売された一押しのジン
世界的に心と身体の健康がフォーカスされており、オーガニックの食材やヴィーガンをはじめ、ノンアルコールカクテルなどが注目を集めています。
日本でもローアルコールやノンアルコール専門バーがオープンするなど、その考え方が浸透し始めているようです。
今回紹介するのは、このような時代のニーズに合った新しいタイプのジン。
どんなジンなのか、特徴やおすすめの飲み方など紹介します。
HOLON
このジンはクラウドファンディングからスタートし、発売されたのは2021年3月23日。
最近発売されたばかりの国産クラフトジンです。
心と身体の調和をテーマに、東洋のハーブやスパイスなどのボタニカルが配合されています。
このジンに使用されているボタニカルは、パンダンリーフ、ジュニパーベリー、リンデン、ハマナス、アンジェリカルート、シナモン、マーガオ、ローズマリーが公開されています。
アルコール度数は約35%と低めにつくられており、国際中医薬膳士が監修しているそうで、マインドフルネスやヨガ、サウナなど心身の健康を意識している方にもおすすめの1本です。
おすすめの飲み方
ソーダ割りやジントニックはもちろん、烏龍茶やジャスミン茶などお好みのお茶と合わせて飲むのがおすすめです。
まとめ
まだ国産クラフトジンを飲んだことがない方に、おすすめの5本を紹介しました。
日本でクラフトジンブームとなり、最初からずっと人気を誇る定番銘柄4つと、最近発売されたばかりの今注目の銘柄1つです。
定番の銘柄を4本紹介しましたが、個人的に1番好きなのは「季の美」です。
季の美は通常の季の美以外に、「TEA」「勢」というラインナップもあるので、ジンが好きな方に3種お試しセットをギフトとしてプレゼントするのもおススメです。
最近発売された「HOLON」も、これからどんどん人気が出てきそうですね。
クラフトジンは素材や製法などこだわってつくられており、値段が4000円台~と少々お高めとなっています。
国産のジンをもっと安く飲んでみたい方は、サントリーが販売している「翠」ジンがおすすめです。
値段も1000円台でリーズナブルですが、翠ジンでつくるジンソーダは食事にもピッタリ。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
>>日本のボタニカルでつくったジン!【サントリー翠(すい)】飲んでみた【レビュー】
この記事が、まだ国産クラフトジンを飲んだことがない方の参考になれば幸いです。