数あるリキュールの中でも、個人的に一押しのリキュールがアプリコットブランデーです。
香りが豊かでほどよい甘い味わいのこのお酒は、家に常時置いておきたい1本。
今回はアプリコットとは?アプリコットブランデーはブランデーではないのか?などを解説しつつ、合わせてカクテルレシピも紹介します。
目次
アプリコットとは
アプリコット(杏子)は元々モンゴルが原産地で、中国、ペルシャ、アルメニアを経由して西洋に伝わったそうです。
ギリシャではアプリコットの実を「アルメニアのフルーツ」と呼んだため、いまもアプリコットの学名はPrunus Armeniacaとなっています。
また、アプリコットとはラテン語のApricas(陽に当たって早く熟す)からきており、桃に比べると早く熟すことからそう名付けられました。
アプリコットブランデー
アプリコットブランデーは、名前だけ見ればブランデーなのか?と思うかもしれません。
実は、ブランデーとリキュールの2種類あります。
1.ブランデー
ブランデーはその名の通り、アプリコットからつくられたブランデーです。
ブランデーの原料はぶどうですが、アプリコットブランデーはアプリコットを原料としてつくります。
アプリコットから醸造酒をつくって蒸留することで度数が40度以上あるお酒です。
2.リキュール
アプリコットブランデーというと、通常はリキュールの方を指します。
カクテルブックによく出てくるアプリコットブランデーとは、このリキュールを使用することがほとんどです。
アプリコットを中性スピリッツに浸して、ブランデーや砂糖、ハーブなどを加えてつくられており、アルコール度数も約20~30度くらいです。
アプリコットブランデーおすすめの割材
- 炭酸水
- トニックウォーター
- 牛乳
- ジンジャエール
- オレンジジュース
炭酸水やトニックウォーター、ジンジャエールで割ればさっぱりした味わいになり、牛乳やオレンジジュースで割れば甘くて美味しいです。
アプリコットブランデーのカクテル5選
アプリコットブランデーのカクテルは、フルーティーで飲みやすいものが多いです。
①パラダイス
材料
- ジン30ml
- アプリコットブランデー15ml
- オレンジジュース15ml
つくり方
全ての材料をシェイカーに注ぎ、氷を入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
②バレンシア
材料
- アプリコットブランデー40ml
- オレンジジュース20ml
- オレンジビターズ4dash
つくり方
全ての材料をシェイカーに注ぎ、氷を入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
③アプリコット
材料
- アプリコットブランデー30ml
- ジン10ml
- オレンジジュース10ml
- レモンジュース10ml
つくり方
全ての材料をシェイカーに注いで氷を入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
④ツアリーヌ
材料
- ウォッカ30ml
- アプリコットブランデー15ml
- ドライベルモット15ml
- アンゴスチュラビターズ1dash
つくり方
全ての材料をシェイカーに注いで氷を入れてシェイク、カクテルグラスに注ぐ。orミキシンググラスでステア。
⑤アプリコットフィズ
材料
- アプリコットブランデー45ml
- レモンジュース20ml
- シュガーシロップ5ml
- 炭酸水適量
つくり方
- 炭酸水以外をシェイカーに注いで氷を入れてシェイクする。
- 氷を入れたロンググラスにシェイカーの中身を注ぎ、炭酸水で満たしてビルド。
最後に
アプリコットブランデーの銘柄はいくつかありますが、私はボルスのアプリコットブランデーを使用しています。
他の銘柄はあまり飲んだことないですが、ボルスはアプリコットの風味と、豊かでコクのある味わいが美味しく愛用しています。
お酒が苦手な方にもおすすめのリキュールです。