私は以前バーテンダーとして働いており、今は辞めていますが、未だに勉強しています。
勉強方法は本やネットで調べたり、バーに飲み行ったりしています。
今回は、実際に私がバーテンダーになってからこれまで購入した本を紹介していきます。
「どんな本か気になっていた」「どんなカクテル本があるんだろう?」「これから勉強しようと思っている」
という方の参考になれば幸いです。
目次
カクテルブックの種類
一口にカクテルブックといっても、色々な種類があります。
- カクテルのレシピが載っている本
- バーテンダーの考え方、営業風景、心構えが載っている本
- カクテルの歴史についての本
- ミクソロジーについての本
などがあり、カクテルブックを買うときは、自分の目的に合った本を選ぶ必要があります。
カクテルブックの選び方
通常、カクテルをつくりたいと思って参考にするのであれば、カクテルレシピがたくさん載っている本がいいでしょうし、これからバーテンダーになろうと思っているのであれば、バーテンダーの考え方や心構えが書いてある本がいいでしょう。
このように、目的や用途によって本を選ぶ必要があり、それはカクテルブックに限らずどんな本でも共通しています。
ただ、どんな内容の本なのかは実際に買ってみないとわからない部分があります。
これから私が購入した本が、どのような内容なのか、どんな人におすすめなのかをまじえて紹介します。
ジャンル別カクテルブック
私が購入したカクテルをジャンル別で分けてみました。
1冊の本でもジャンルがいくつかかぶる部分がありますが、内容の比重が高い方に振り分けました。
カクテル大全系:スタンダードカクテル~オリジナルカクテルまで、レシピがたくさん載っています。
個人バーテンダー系:有名なバーテンダーが、どんな考え方でバーを運営しているのか、技術やカクテルレシピなどを紹介しています。
教科書系:カクテルの歴史やカクテルづくりの基本、テクニックなどを丁寧に解説している本です。
ミクソロジー系:お酒だけでなく、果物や食べ物、スパイスなどあらゆるものを混ぜてつくるカクテルが載っています。
研究成果系:カクテルレシピやつくり方だけでなく、長い年月をかけてカクテルの実験や考察をし、その成果を紹介しています。
カクテル大全系の本
スタンダードカクテル~オリジナルカクテルまで、レシピがたくさん載っている本です。カクテルレシピが非常に多く、これからカクテルをつくろうと思っている方におすすめです。
カクテル完全バイブル/ナツメ社
ホテルのバーテンダー協会(HBA)の名誉顧問である、渡邊さんが執筆しています。
約10年前のものなので、
内容
- カクテルの歴史や分類、お酒の銘柄などの基礎知識
- カクテルの道具やつくり方などの技術
- ベース別カクテルレシピ(ジン・ウォッカ・ラム・テキーラ・ウィスキー・ブランデー・リキュール・ワイン・ビール・焼酎・日本酒・ノンアル)
カクテルの写真も大きめでキレイにまとまっているので、初心者の方におすすめです。
初版:2012/10/4
第19刷発行:2018/4/10
個人バーテンダー系の本
有名なバーテンダーが、どんな考え方でバーを運営しているのか、技術やカクテルレシピなどを紹介しています。バーテンダーに興味がある方、勉強中の方、バーの世界がどんな感じか知りたい方におすすめです。
カクテルテクニック/上田和男
銀座の有名なバー「TENDER」のマスターが執筆しています。
日本中に上田さんの弟子は多く、海外からも勉強させてほしいと弟子の志願者が来日するほど。
内容
- 上田さんのシェイク、ステア、ビルドなどのカクテル技術を丁寧に解説
- 目分量で酒を注ぐ練習方法やカクテルづくりの所作、フルーツカットなどを解説
- スタンダードカクテル・オリジナルカクテルのレシピ、ポイント
日本のトップバーテンダーのカクテルづくりを学べます。
約2000円で発売され、現在新品は約6000円で販売されているほど希少価値の高い本です。
バーテンダーの方なら買っておくべき1冊ですね。
初版:2000/7/1
改訂増補版:2010/3/5
スタア・バーのカクテルブック/岸久
銀座の有名なバー「スタア・バー」のマスターが執筆しています。
日本で有名なバーテンダーの一人で、世界で活躍されている第一人者的存在です。
一昔前に情熱大陸にも出演されました。
内容
- カクテルとは何か、岸さんこだわりのスタンダードカクテルのレシピ・ポイント
- オリジナルカクテルのレシピ
- ビルド・ステア・シェイクの技術
- 岸さんこだわりの「氷」について
- 日本のバーの話
世界のトップバーテンダーのこだわり、技術、考え方が学べます。
約1200円ほどが元々の売値ですが、現在は新品約4000円で出品されています。
バーテンダーなら読んでおいて損はない内容となっています。
初版:2015/8/20