まるで科学実験!【ミクソロジーカクテル】とは?

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世界的に注目されている「ミクソロジー

みなさんはご存じですか?

そのまま訳すると、mix「混ぜる」logy「論」となります。

近年バー業界でよく使われる言葉で、「ミクソロジーカクテル」「ミクソロジスト」などと話題に上がります。

ミクソロジーとはいったい何なのか?

ミクソロジストとバーテンダーの違いは?

など、ミクソロジーについて、これから深く掘り下げていきます。

ミクソロジーカクテルとは

要するに、普段食べているフルーツや野菜、はたまたチョコレートなど、いろんな素材を混ぜてつくるカクテルです。

私たちが「カクテル」と言われて想像するのは、

ジンやウォッカなどのスピリッツ+甘味やフレーバーのついたリキュールジュースを混ぜたものだと思います。

これらは既製品として、世に出回っている商品です。

一方、ミクソロジーカクテルでは、

ジンにローズマリーを漬け込んで、自家製のローズマリージンをつくったり、ハーブと砂糖や水を合わせて自家製のハーブシロップをつくり、

それらを混ぜてつくります。

完成したミントシロップとミント。
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ミクソロジーの変遷

ミクソロジーという言葉は、現在は新しいと認識されています。

しかし、歴史をたどるともっと前から使用されていました。

1891年

サンフランシスコで『カクテル・ブースビーズ・アメリカンバーテンダー』という本に、「ミクソロジー」という言葉が見つかりました。

1948年

ある辞典に、ミクソロジーとは、「混合飲料を作る芸術や技能」と定義されています。

つまり、

ミクソロジーは元々、カクテルと同じ意味で捉えられていたと考えられます。

2000年頃

ロンドンのホテルバーテンダーが、「フルーツが容易に手に入るのに、リキュールを使う必要はあるのだろうか?」という疑問を持ち、

フレッシュフルーツを使ったカクテルがつくられていきます。

おそらくこの時くらいから、

いまのミクソロジーの意味に捉えられていったのではないかと考えられています。

 

バーテンダーとミクソロジスト

バーテンダーとミクソロジストは、どう違うのか?

ミクソロジストという言葉自体が新しいため、明確な定義づけはされていません。

あえて分けるならば、以下の通りです。

バーテンダー

  • 古典的なカクテルを多く知り、つくることができる。
  • お客さんをコントロールし、店を回す。
  • 店舗のマネジメント、在庫管理、運営に力を注ぐ。

ポイント

お店の運営

バーテンダーはときに調合師であり、専門家であり、バー全体を管理する。そして客にとってよきカウンセラーであり、最良の友である。

と、かつて評価されていました。

ミクソロジスト

  • 自家製の素材を使用し、独創的なカクテルをつくる。
  • 古典的なカクテルを再考、洗練させる。
  • 新しい技術やテクニックをカクテルづくりに用いる。

ポイント

カクテルの技術

ミクソロジストはときに調合師であり、科学者であり、常に新しい調合技術を求め、創り、カクテルの文化を開拓していく存在である。

これは、ミクソロジストである南雲主于三氏の定義です。

 

ミクソロジーの技術

お酒に、素材そのものの香味を移す方法はさまざまです。

既製品のものではなく、自分の志向に合わせたお酒をつくることができます。

ここでは、3つのミクソロジー技術を紹介します。

インフューズ

お酒に、香りを移す技術です。

インフューズの方法はいくつかあります。

  1. お酒に素材そのものを漬け込む方法。
  2. 真空パック内に、素材とお酒を入れて加熱する方法。
  3. 密閉容器にお酒を入れ、上部に茶こしなどをつけ、素材が直接漬からないようにする方法。
  4. 遠心分離機で、素材からエキスだけを分離する方法。

1.お酒に素材そのものを漬け込む方法は、こちらの記事で詳しいことを書いてますので、興味あれば参照ください。

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ウォッシング

牛乳やチーズなどの香味をお酒に移し、その液体を清澄する方法

お酒に、乳製品や油分の多い食材を混ぜた後に、ろ過します。

そうすることで、液体は澄んだ透明で、風味だけをしっかり残すことができます。

エイジング

エイジング=熟成。

あらかじめ調合しておいたカクテルを、ボトルや樽に入れて長期間寝かせる方法

ウィスキーのカクテル版で、味がまろやかになったり、樽の香りがつき、カクテルの味が変化します。

 

ミクソロジー関連書籍

この本は、ミクソロジストとしても有名な南雲主于三さんが書いた本です。

ミクソロジーカクテルの作り方や考え方、テクニックなど包み隠さず載せています。

カクテル技術のステアやシェイクについても、論理的に数値から説明しているので、非常にわかりやすいです。

カクテルについて勉強し始めの人には難しい内容ですが、

家やバーで、自分でカクテルをつくっている方今後つくりたい方にはおススメです。

バーテンダーの人は必読だと思います。

2019年7月に発売されたばかりなので、本当に最先端のカクテル本です。

ミクソロジーカクテルを実際に作っているバーテンダーが、

どんなカクテルをつくっているのか?

レシピが沢山載っています。

自家製のスピリッツやシロップなどの作り方も併せて書いてあるため、

ミクソロジーカクテルをつくってみたい人におススメです。

2014年刊行で、わりと新しめです。

 最先端のカクテル技術について、有名なミクソロジストのカクテルと併せて紹介しています。

1つ1つの技術について、深く掘り下げてはいませんが、まんべんなく触れており、わかりやすいです。

2012年刊行なので少し前のものですが、それでもミクソロジーカクテルについて十分学べます。

スタンダードカクテルを、有名なミクソロジストが現代風にアレンジしたレシピを紹介しています。

料理に使用されるような、エスプーマや液体窒素などの科学技術を用いたカクテルについて書かれています。

2014年刊行で、わりと新しめの本になります。

 

終わりに

ミクソロジーとは、フルーツや野菜、チョコレートなどを使用してカクテルをつくること。

と説明しましたが、

ルールは特にありません

おのおのが、つくりたいものを楽しんでつくるのが一番です。

0から1を作る」という発想が、ミクソロジーカクテルには重要かもしれません。

今後、自分もオリジナリティ溢れる作品(カクテル)をどんどんつくって、このブログにアップしていきたいと思います。

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  • この記事を書いた人

rimakubo

お酒をこよなく愛する「現役バーテンダー」と、お酒をただ飲むこと、食を楽しむことが大好きなアラサーが運営してます。 趣味カクテル、特技カクテル。 カクテルを中心に、ウィスキーなど洋酒が大好きです。

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