ここ数年、モクテル(ノンアルコールカクテル)や低アルコールのお酒が注目をあび、モクテル専門バーができたり、低アルコールのお酒が販売されることが多くなってきていますね。
海外でもその風潮が強く、海外バーテンダーのYoutubeでもよく紹介されているのを見かけます。
お酒が苦手な方でもお酒気分で楽しめるモクテルや低アルコールのカクテルはこれから需要が多くなっていくことが予想されますが、どうやってつくればいいのかわからなかったり、レシピがネット検索でしても数が少なかったり。
そんな方におすすめなのが、2022年3月20日に販売された『モクテル&ローアルコールカクテル』という書籍です。
- モクテル(ノンアルコールカクテル)、低アルコールカクテルを勉強したい。
- お酒が飲めない家族や友達、子どもにおしゃれなドリンクをつくっあげたい。
という方へ、実際に『モクテル&ローアルコールカクテル』を買って読んだ感想を紹介します。
わかりやすくておもしろいので、読み始めると創作意欲が刺激されます!
目次
モクテル&ローアルコールカクテルの概要
製品名 | モクテル&ローアルコールカクテル |
著者 | いしかわあさこ |
出版社 | スタジオテッククリエイティブ |
発売日 | 2022年3月20日 |
サイズ | ×× |
重量 | |
ページ数 | 336ページ |
参考価格 | 2,970円 |
モクテル&ローアルコールカクテルのレビュー
『モクテル&ローアルコールカクテル』の特徴を紹介します。
12人のバーテンダーの本格レシピが掲載
カクテルコンペティションで受賞するような、実績のあるバーテンダー12人が考案したモクテル、ローアルコールカクテルが掲載されています。
バー業界では有名な方ばかりなのでレシピが参考になるのはもちろん、1杯ごとにつくった背景や考え方、味の組み合わせ方なども解説してくださっているので、読むだけでもとても勉強になります。
世界で活躍する日本の一流バーテンダーのオリジナルレシピは必見!
12人のバーテンダーみなさんすごい方で、どんな方のレシピが掲載されているのか、3人ほど簡単に紹介します。
2011年にカクテルの世界大会で準優勝をした「Bar 猫又屋 新井洋史」さん、フレアバーテンディングの第一人者といわれ、国内外の大会で多くの優勝経験があり、ノンアルコールジンなどをつくっている「Bar Nemanja 北條智之」さん、2015年ディアジオ社主催のワールドクラス2015で世界一に輝いた「LAMP BAR 金子道人」さん。
Bar TIMESに書籍の目次が記載されているので、そちらで12人のバーテンダーを確認できます。
1人10杯、合計120種類以上のレシピ
バーテンダー1人につき10杯のオリジナルレシピが掲載されており、それ以外にも数種類紹介されているので、合計すると120種類以上のレシピがつまった一冊です。
材料や分量、つくり方、アルコール度数やレシピの解説が詳しく書かれています。
モクテル、カクテルの写真も美しく、読んでいると創作意欲がかきたてられます。
材料に自家製のジュースやシロップが記載されていますが、その作り方も解説してくれているのでありがたいです。
料理人がフードペアリング12品考案
モクテル、カクテルレシピだけではなく、フードペアリングについても紹介してくれているのもこの本の特徴です。
フランスで修行したシェフが、12人のバーテンダーが考案したレシピ12杯それぞれに合わせた料理レシピを考案し、その料理の材料やつくり方、フードペアリングと調理のポイントを解説しています。
※フードペアリング=料理や飲み物の味わいや、香りの相性がいいものの組み合わせのこと。
ワインと料理のペアリングは一般的ですが、カクテルと料理のペアリングを楽しめるお店も少しずつですが増えてきています。
有名なお店でいうと、アナザースカイにも出演された世界的バーテンダー後関信吾さんが手がける「ゑすじ郎」というカクテル居酒屋があります。
カクテルと料理のマリアージュの勉強にもなります。
モクテル&ローアルコールカクテルはこんな人におすすめ
『モクテル&ローアルコールカクテル』は 、お酒が弱くて飲めない方、妊娠や病気で飲めなくなった方などにモクテルやローアルコールカクテルをつくりたい方におすすめです。
一般的なノンアルコールカクテルのレシピ本で掲載されているレシピではなく、一流バーテンダーのオリジナリティのあるレシピ本なので、創意工夫があふれており、つくるのに多少手間がかかるものも少なくないです。
そのため、市販のジュースやフルーツ等で簡単につくたいという方向けではなく、中〜上級者向けの本だと思います。
モクテル&ローアルコールカクテルレビューまとめ
以上、書籍『モクテル&ローアルコールカクテル』のレビューでした。
モクテルや低アルコールカクテルは世界のトレンドとなっているため、今後も需要が高まり、専門店なども増えてくることが予想されます。
お酒が苦手な方や飲みたいけど飲めない方へつくるときや、飲食店で働いている方の勉強にもなる一冊です。
わかりやすくまとめられていて、とても参考になる本なので個人的にもおすすめ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。