「みなさんは、ウィスキーお好きですか?」
私は、大好きです。
では、「ウィスキーが好きで、よく家やバーで飲む。飲んだだけでどんなウィスキーか当てられる。」という方はいますか?
おそらくほとんどいないのではないでしょうか。
「ウィスキーを飲んでも味の違いがいまいちわからない」という方も多いと思います。
かくいう私もその一人でした。
というよりも、誰もが最初はそこからスタートします。
では、どうすればウィスキーの味の違いがわかるようになるのでしょうか?
一番は、たくさん飲む!!ことです。
しかし、それだとお金がいくらあっても足りません。
そこで今回は、お金をかけずにウィスキーの違いを見分けられるようになろう!ということで、本格的なテイスティングの方法をお伝えしていきたいと思います。
目次
ウィスキー観察の仕方
ウィスキーをグラスに注ぎ、そのウィスキーを観察します。
ウィスキーの色を見る。
ウィスキーの色は、琥珀色、赤みがかかった色、薄めや濃いめなど様々です。
その色からウィスキーの情報を得ることができます。
色味から得られる情報
- 樽熟成の年数(どのくらいの年数熟成されているか)
- 熟成樽の種類(どんな樽で熟成されたか)
ポイント
マーケティングの1つとして、瓶詰の際に着色料を添加することがあるため、見かけだけではわからないこともあります。
ウィスキーの涙を見る。
注がれたウィスキーを軽く回します。(スワリング)
すると、ウィスキーはグラスの内側を流れ落ちていき、この状態をウィスキーの「涙」と表現します。
涙から得られる情報
- 熟成年数
- ウィスキーの味
ウィスキーの流れる速さや涙の大きさによって、熟成年数やウィスキーの味を予想することができます。(ひとつの判断基準として)
ポイント
涙が、細かく早く流れ落ちる場合 → 熟成年数は短い・味は軽い
涙が、太くゆっくりと流れ落ちる場合 → 熟成年数が長い・味は濃厚
ウィスキー香りの楽しみ方
ウィスキーの香りを嗅いでいきます。
1.最初の香り
1.グラスを胸の位置でまっすぐ持ちます。
2.グラスを軽く回して少し待ちます。
(軽く回し、空気に触れさせることで香りが開く)
3.グラスを徐々に鼻に近づけていき、最初の香りを感じたところでストップします。
この香りを「第一香」と表現し、最も揮発性があるフルーティーな香りと、アルコールの香りが感じれます。
2.濃い香り
1.グラスを横にします。
2.グラスを回します。(ウィスキーをグラスの内側全体に広げるイメージ)
3.鼻をグラスの下に持っていき、上へとゆっくり移動させます。
グラスの下部・・・揮発性の低い、スパイシー、モルティーな香りが際立ちます。
グラスの上部・・・揮発性の高い、果実、花の香りが感じられます。
4.鼻をグラスの内側に突っ込みます。
ウッディ、スパイシーな香りを感じ取れます。
3.繊細な香り
1.グラスを水平に持ちます。
2.鼻をグラスの外側の真ん中に近づけます。(こうすることで、最も繊細な香りを感じ取ることができる)
色々なウィスキーをテイスティングしてみよう!
今回紹介した本格的なテイスティング方法は、周りからみたら変人だと思われるでしょう。
周囲からの目が気になる方は、自宅でこっそりとすることをおすすめします。
ちなみに、香りを嗅ぐとき口を少し開くと、口から抜けるときのウィスキーの香りも楽しめます。
また、左右の鼻の穴でも、それぞれ匂いの感じ方が変わることがあるそうです。
興味がある方は試してみてください。
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