今回はデュボネというお酒を紹介します。
ベルモットと似ているお酒ですが、あまり知名度はないので知らない方も多いかもしれません。
カクテルレシピにたまに登場しますが、本格的なバーでもあまり置いてないお酒です。
どんなお酒なのか、原料や実際に飲んだ感想、デュボネをつかったカクテルレシピもお伝えします。
目次
デュボネとは
1846年、パリの化学者でワイン商でもあったジョセラ・デュボネ氏が考案しました。
白ワインをベースに、キナ樹皮、オレンジ果皮、コーヒー豆やスパイスなど加えて樽熟成させてつくられますが、詳しいレシピは公開されていません。
デュボネとベルモットとの違い
デュボネの原料や香味などはベルモットとよく似ています。
どちらも白ワインをベースに、ハーブや薬草、スパイスなどを加えて熟成させてつくられます。
一番の違いは、デュボネはキナ樹皮で香りづけをしていることです。
キナの樹は、昔マラリアの特効薬として使用されており、トニックウォーターの原料のひとつでもあるので聞いたことがあるかもしれません。
キナ樹皮由来の特有の苦味が食欲を刺激し、食前酒として飲まれています。
【レビュー】デュボネを飲んだ感想
デュボネを実際にストレートで飲んでみました。
ストレート
色合いは赤ワインのような濃い赤紫で、味わいはハーブや薬草の風味は抑えめで、甘口の赤ワインのよう。
味わいはスイートベルモットやシェリー酒に似ています。
甘い味わいだけでなくほろ苦さもあるため、食前酒や食後酒にもおすすめ。
アルコール度数は14.8%と、通常のワインと同じくらいなので飲みやすいです。
デュボネのカクテルレシピ9種
デュボネはストレートやロックで飲まれることが多いですが、カクテルレシピも多数存在します。
アペタイザー
レシピ
- ジン25ml
- デュボネ20ml
- オレンジジュース15ml
全ての材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。
スッキリとした飲み口で、ジンの風味とオレンジのほのかな酸味、デュボネの苦味がからみあい、大人な味わいのカクテルです。
ザザ
レシピ
- ジン40ml
- デュボネ20ml
- アンゴスチュラビターズ1dash
全ての材料をステアして、カクテルグラスに注ぎオレンジピールをしぼる。
ソウルキッス
レシピ
- ドライベルモット20ml
- スイートベルモット20ml
- デュボネ10ml
- オレンジジュース10ml
全ての材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。
ラムデュボネ
レシピ
- ホワイトラム30ml
- デュボネ30ml
- ライムジュース15ml
デュボネ
レシピ
- ジン30ml
- デュボネ30ml
全ての材料をステアしてカクテルグラスに注ぎ、レモンピールをしぼる。
セブンスヘブンNo.1
レシピ
- ジン35ml
- デュボネ25ml
- マラスキーノリキュール2dash
- アンゴスチュラビターズ1dash
全ての材料をステアしてカクテルグラスに注ぎ、マラスキーノチェリーを沈めてオレンジピールをしぼる。
メリーウィンドウ
レシピ
- ジン35ml
- デュボネ25ml
- オレンジビターズ1dash
全ての材料をステアしてカクテルグラスに注ぎ、レモンピールをしぼる。
アンティール
レシピ
- ホワイトラム40ml
- デュボネ20ml
全ての材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぎ、マラスキーノチェリーとオレンジピールを飾る。
デュボネフィズ
レシピ
- デュボネ45ml
- オレンジジュース20ml
- レモンジュース10ml
- チェリーブランデー1tsp(5ml)
- 炭酸水適量
炭酸水以外の材料をシェイクして、氷を入れたグラスに注ぎ炭酸水で満たしてビルド。
最後に
デュボネとはどんなお酒なのか、原料や飲んだ感想、カクテルレシピなど紹介しました。
甘口でほろ苦い味わいは、食前酒だけでなく食後にもおすすめです。
食事と一緒に飲む場合はソーダ割にするとちょうどいいと思います。
ベルモットが好きな方や、ワインが好きな方は試しに飲んでてはいかがでしょうか?