お酒を飲むとき、ほとんどの人がグラスに注いで飲みますよね。
ワイングラスやロックグラス・カクテルグラスなど色々な種類があります。
値段も安いものから高いものまであり、100均にも薄い飲み口のグラスが店頭に並ぶようになりました。
今回は、安いものと高いものとで、何が違うのか?
材質の違いで何が変わってくるのか解説していきます。
グラスの種類
グラスは大きく分けて2種類。
- ソーダグラス
- クリスタルグラス
この2種類の違いは大きく、耐久性・味・質感など全く別物です。
ソーダグラス(ソーダ石灰グラス)
ソーダグラスは大量生産により、安価に提供することができます。
主に窓ガラスやビン、食器など、成型が細かくないものに用いられます。
原料に炭酸ナトリウムが使われているため「ソーダ」と名付けられました。
クリスタルグラス(鉛グラス)
ソーダグラスよりも屈折率が大きく、主に高級食器や装飾品に使用されます。
指で弾くと高音できれいな音が鳴ります。
クリスタルのように光輝く、透明度の高いグラスのため、「クリスタル」と名付けられました・
原料に鉛が含まれることで、美しい仕上がりになりますが、成型には高い技術が必要です。
美しく、高度な技術が必要ということで、少量生産で高価なものが多いです。
グラスで変わる【味の違い】
ソーダグラスは大量生産・安価・シンプル。
クリスタルグラスは少量生産・高価・美しい。
では、味はどうなのでしょうか?
それは、グラスの形が関係してきます。
ソーダグラス→表面がつるつる。
クリスタルグラス→表面が凸凹。
実はクリスタルグラスには、目には見えない微小な凸凹が存在します。
凸凹が味にどう影響するのでしょうか?
一見、凸凹がなく綺麗なつるつるの方がいい気はしますが、そうではありません。
凸凹がある=液体が触れる表面積が大きいということです。
ワインやウィスキー、ブランデーなどは空気にふれさせることで香りが開き、より複雑な香りや味わいを感じれます。
つまり、
表面積が大きいグラスの方が、香りが開きやすいということです。
長期熟成されたウィスキーで比較すると分かりやすく、全く別のお酒なのでは?と錯覚するくらい違います。
グラスに実際に注ぎ、軽くグラス内で回すと、下に落ちていくスピードが違うのも凸凹が理由です。
安いグラスと高級グラス。どちらを選ぶべきか?
これはケースバイケースだと思います。
普段使いで高級グラスを使うと、割れる危険性が増えたり、傷がつきやすくなります。
- 普段は安価なグラスを使用。
- いいお酒を買ってゆっくり飲むときは高級なグラスで味わう。
そういう風に使い分けるといいと思います。
グラスのブランドを国別でまとめた記事はこちら。
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