近年、急速に広がりを見せているノンアルコール市場。
その中でも特に注目を集めているのが、ジンの香りや味わいを再現したノンアルコールジンです。
今回は3種類のノンアルコールジントニックを実際に飲み比べ、その味や香り、満足度をレビューします。
目次
今回比較する3種類

商品名 | 甘さ | 酸味 | 苦味 | 香り | ジントニック感 | 原材料 | メーカー | 発売時期 | 購入リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
のんある気分ジントニック![]() | 炭酸、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース) | サントリー | 2023年3月22日 全国発売 |
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桜尾ノンアルコールジントニック![]() | 糖類(果糖(国内製造)、砂糖、水あめ)、 ライム果汁、食物繊維/ 酸味料、炭酸、香料、 クエン酸カリウム | (株)サクラオブルワリー アンドディスティラリー | 2021年10月11日 全国発売 |
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NEMAノンアルコールジントニック![]() | バラ(オーバーナイトセンセーション、 ゴルムハマディ)、ジュニパーベリー、 コリアンダーシード、 カルダモン、ラベンダー | NEMA | ー |
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サントリー「のんある気分 ジントニック」の特徴・レビュー
サントリー「のんある気分 ジントニック」の特徴

サントリー独自の“リアルテイスト製法”で、ノンアルコール飲料でもジントニックのような本格的な味わいを実現したとHPで紹介されています。
サントリー「のんある気分 ジントニック」をレビュー
実際にサントリーのノンアルジントニックから飲んでみると、香りはそこまでないですが、ほどよい甘みとわずかな酸味が感じられて比較的飲みやすいです。
ただ、ジントニックっぽいかと言われるとそんなにジントニック感はなく、少し苦味がある甘さ控えめのラムネのような味わいだと思いました。
炭酸飲料感覚でゴクゴク飲みたい方におすすめ。

桜尾蒸留所「ノンアルコール ジントニック」の特徴・レビュー
桜尾蒸留所「ノンアルコール ジントニック」の特徴

広島の桜尾蒸留所が手掛けたノンアルコールジントニック缶。
水蒸気蒸留で抽出したアロマオイルが使用されているとのことです。
桜尾蒸留所「ノンアルコール ジントニック」のレビュー
桜尾蒸留所のノンアルコールジントニックを飲んでみると、飲んだ一口目から、ライム由来の酸味が全面にきます。
甘みも比較的しっかりと感じられますが、正直いうと、ジン特有のボタニカル感はあまり感じられず、個人的にはあまり好きな味わいではなかったです。
ライム風味が好きな方におすすめ。

NEMA「ノンアルコールジン」で作る自家製ジントニックの特徴・レビュー
NEMA「ノンアルコールジン」で作る自家製ジントニックの特徴

NEMAは、無農薬で栽培された2種類のバラとジュニパーベリー、ラベンダーなどを原料につくられた日本初の本格的なノンアルコールジンです。
ボタニカルは無農薬のバラ2種・ジュニパーベリー・ラベンダーなどを使用しており、無添加、保存料ゼロで造られているそう。
今回はこのNEMAのノンアルコールジンと、フィーバーツリーのトニックウォーターを使ったジントニックをつくって飲んでみます。
NEMA「ノンアルコールジン」でつくるジントニックのレビュー
口にグラスを近づけると、上品な花の香りがふわっと広がります。
飲んでみると、ジン特有のジュニパーベリーの香りがしっかりと感じられ、フィーバーツリーのトニックウォーターの甘みや苦味もほどよく感じられてスッキリと飲みやすいです。
ジンをひきたたせるそのほかのボタニカルの香りもあいまって、一つのモクテルに昇華されてるような印象です。
本物のジントニックに近い味わいで、モクテルとしての完成度が非常に高いと思いました。

価格感とコスパ
それぞれの価格は以下になります。
- サントリー:約141円/缶
- 桜尾蒸留所:約130円/缶
- NEMA使用:約360〜500円/杯(※トニック代込み)
本格派を求めるなら断然NEMA、日常的に飲むならサントリーや桜尾が手軽に飲みやすいですね。
まとめ:【総評】結局どれを選ぶべき?
総評に移ります。
- サントリーのんある気分ジントニック:苦味のアクセントが効いた爽やかな飲み口で、誰にでも親しみやすい炭酸飲料としてのジントニックという印象
- 桜尾のノンアルコールジントニック:ライムの強い酸味と甘さが際立っていて、好みは分かれるかもしれませんが、個性的な一杯で、ライムの酸味をしっかりと感じたい方におすすめ
- NEMAを使ったノンアルコールジントニック:香り、味わいともに圧倒的な完成度で、ノンアルでありながら本物のジントニックに限りなく近い体験ができる
それぞれに違った魅力がありますが、「ノンアルでもジントニックをちゃんと味わいたい」という方には、NEMAのノンアルジンを使ってつくる一杯が、いちばん満足度が高いと感じました。

ただ、NEMAのノンアルジンは完成度が高いだけに価格も高く、Amazonで買うと500ml 約4,200円くらいするので気軽に買えないのがネックになります。
1杯30mlつかうとすると、16杯飲めるので、1杯262円。それプラストニックウォーターの値段がかかるので、ノンアルコールジントニック1杯約360円〜500円くらいの計算になります。
少し金額は高いですが、お酒が飲めないけど美味しいジントニックを楽しみたいかたは一度試してみてはいかがでしょうか。
重視ポイント | おすすめノンアルコールジン |
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炭酸感重視・手軽さ | のんある気分ジントニック |
ライムの酸味が好き | 桜尾ノンアルコールジントニック |
本格派・香り重視 | NEMAノンアルコールジン |