「ウィスキーは飲むけど、味の違いがあまりわからない」
「プロのウィスキーの飲み方ってどんな風にするんだろう」
という方に、もっとウィスキーの良さを知ってもらいたい。ということで、ウィスキー通がウィスキーを味わう際に注目している部分を紹介します。
ウィスキーの味わい方
普段ウィスキーは、水割りやソーダ割で飲む方がほとんどだと思います。
今回は、ウィスキーそのものの味を、より楽しむ方法をお伝えします。
1.口に含んで味わう。
まず、ウィスキーを口にゆっくりと、少量だけ口に含みます。
ここで、舌で転がしたり、口の上部に打ち付けたりして、口の中全体に広げます。
ウィスキーが舌のどの部分に触れるかによって、味わいの印象が変わってくるので、それを楽しみましょう。
2.飲みこんだときの香りを楽しむ。
ウィスキーを飲みこむとき、鼻に抜ける香りがあるのがわかりますか?
それが「口中香」で、この香りを感じましょう。
そして、その後にグラスの中のウィスキーを再び嗅いでみてください。
香りが微妙に変わってるので面白いです!!
3.余韻を楽しむ。
「フィニッシュ」という言葉は聞いたことがありますか?
これは、ウィスキーを飲みこんだ後に残っている、香りの持続時間のことです。
ウィスキーを飲みこんだ後、しばらくは香りが口の中に残っていると思います。
このフィニッシュが長いか、短いか、など余韻にも意識してみてください。
ウィスキーによって違うので、そこもチェックポイントです。
4.加水する。
ストレートでウィスキーそのものの味わいを楽しんだ後、必ずしてほしいことが、加水です。
加水といっても、ウィスキーの水割りとは異なります。
水を一滴だけ加えるのです。
水をほんの少し加えるだけで、ウィスキーに隠れていた香りが開き、ふわーっと香りが広がっていきます。
より多くの香りを感じたい方は、水を一滴加えて香りを楽しんだ後、また一滴加えます。
それを繰り返すことで、一つのウィスキーで、多くの香りを楽しむことができるのです。
100均の医療コーナーなどに、小さなスポイトが売っているのでそれを使えば便利ですが、「スポイトは何か雰囲気に欠けるなー」「かっこ悪いなー」という方は、
「ウィスキーウォータードロッパー」という、カッコイイ商品もあります。
ウィスキーの味を楽しもう!
今回は、本格的なウィスキーの味わい方について紹介しました。
ウィスキーを味わうときの注目ポイント
- 舌の触れる部分によって味わいが変わる。
- 鼻に抜ける香りに注目。
- 香りがどのくらい持続するか。
- 水を一滴だけ加える。
この4つを抑えて、ウィスキー(琥珀色の不思議な液体)を味わってみてください。
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